蜷川実花「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」

小山登美夫ギャラリー(六本木6-5-24 complex665 2F)

  • 2024/1/11(木)
  • イベント
  • フォトニュース
蜷川実花「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」

 小山登美夫ギャラリーでは、虎ノ門ヒルズ TOKYO NODEでの個展と同時開催となる、蜷川実花展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が開催中。

 TOKYO NODEでは、五感を刺激し空間に没入する映像インスタレーション展示が核となっているが、本展では、新しい蜷川の世界観を写真や立体作品で表現。写真1枚に映し出される遥かな世界と対峙し、体感できる空間となっている。

 作品はすべて日常の延長線上にある何気ない場所で撮影されている。日常にある多様な色を最大限引き出し、人が識別できる最大数と言われている100万色もの色彩による作品を展示。パンデミックにおける停滞と再生を象徴するような、世界から色が消えた無彩色の作品から始まり、さまざまな生活シーンや季節の変化、自然生命の儚い美しさを、日常に溢れるエネルギーや色彩で写真に表現している。
 会場入り口では、同ギャラリー前橋での個展(2023年)で評判を呼んだインスタレーション作品《残照》を発展させ、新たに自立した立体作品として展示している。

 プレス担当の岡戸氏は、「パンデミック後に生まれた蜷川氏の新たな表現は、普段目にする日常の景色でも、少し見方を変えるだけで全く異なる美しさや情感に出会うことに気づかされます。 TOKYO NODEのダイナミックな展示とあわせて、鑑賞者のペースでじっくり作品に対峙できる本展を楽しんで頂ければと思います」と話す。
 会期は1月27日(土)まで。時間11:00〜19:00、日月祝休。 【画像】©mika ninagawa

記事を探す

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。