森美術館で11月27日から2011年2月27日まで開催される「小谷元彦展：幽体の知覚」プレス内覧会の模様。ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表の一人に選ばれるなど、国内外で注目を浴びるアーティスト小谷元彦の初期作品から最新作まで計60作品が展示されている。小谷氏は、東京藝術大学で彫刻を学んだ後、多様な素材や手法を用いて彫刻の常識を覆す作品を次々と発表。実体のない存在や形にできない現象「幽体」を、彫刻のほかビデオなど様々な知覚に訴える作品を通じて視覚化を試みてきた。写真は、浮力や重力など目には見えない力を可視化しようとした「ホロウ」シリーズ。