約10万平方メートルもの広大な敷地に約250年もの長きに渡り続き、他の遊廓とは一線を画す、公界としての格式と伝統を備えた場所であった、幕府公認の遊廓・江戸の吉原。約250年続いた江戸吉原は、常に文化発信の中心地でもあり、蔦屋重三郎らの出版人、文化人たちが吉原を舞台に活躍した。本展では、失われた吉原遊廓における江戸の文化と芸術について、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館からの里帰り作品を含む国内外の名品の数々により、歴史的に検証し紹介する。 時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)/休館日:月曜(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日/料金:一般 2,000円、高大生1,200円/問合せ:050-5541-8600 [画像]喜多川歌麿《吉原の花》寛政5年(1793)頃 ワズワース・アテネウム美術館 Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford. The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund >>大吉原展
1933年に竣工した旧朝香宮邸は、皇族・朝香宮家の邸宅として、また外務大臣・首相の公邸や迎賓館として、時代とともに役割を変えてさまざまな顔を見せながらも今日、多くの人々を迎えている。開館40周年を記念して開催される本展では、これまで培った調査や研究をもとに、アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして旧朝香宮邸を解説する。 時間:10:00〜18:00(3月22日・23日・29日・30日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで/休館日:月曜(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日/料金:一般1,400円、大学・専門学生1,120円、中高生・65歳以上700円/問合せ:050-5541-8600 [画像]東京都庭園美術館本館 ウインターガーデン >>開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z
サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」 Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展
2024/3/30(Sat) - 7/7(Sun)
場所:東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
2018年より東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が実施している、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」。第4回受賞者のサエボーグと津田道子による本展では、それぞれの個展として「I WAS MADE FOR LOVING YOU」「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」を冠し開催。隣り合う両者の展覧会は制作に対する関心もアプローチも大きく異なり独立したものでありながらも、展示室内での鑑賞者のふるまいが作品の一部となるという共通点を持っている。鑑賞を通じて自身に向き合うことで、動物を含む他者との関係性や、社会的に期待された役割などに目を向けることにもなるだろう。 時間:10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)/休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日/料金:無料/問合せ:tcaa@tokyoartsandspace.jp [画像]サエボーグ「Cycle of L」公演風景(高知県立美術館、2020) 撮影:釣井泰輔 >>サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」 Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展
オオタファインアーツでは3年ぶりとなる、草間彌生の新作・近作展「Every Day I Pray for Love」。ネットやドット、横顔など代表的モチーフが繰り返されるなか、自身の表現言語を更新する特徴である「文」が登場し、マーカーとアクリルを織り交ぜながら画布上に一つないし複数の円を描き、その中に自身の詩やメッセージを日本語や英語で綴る「Every Day I Pray for Love」。本展では、2021年より精力的に取り組んでいる同名シリーズより、48点のペインティングと2点のドローイングを紹介する。 時間:11:00〜19:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6447-1123 >>Every Day I Pray for Love