港区 ぶらり 緑の散策路「高橋是清翁記念公園」

晩年の姿をうつした高橋是清翁像。初代のものは戦時中に失われたため、昭和30年に再建された
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高橋是清翁像 ビューポイント 泉 ドウダンツツジ 小川
石人像 カエデ 石灯籠 遊具 石碑

公園の歴史

1878(明治11)年
近代地方自治制度の整備後、東京は15区6郡に区画。赤坂区(現在の赤坂・青山地域)が誕生した。当地に最初の赤坂区役所が建つ

1901(明治34)年
大正・昭和期に蔵相・首相をつとめ、財政再建に奔走した高橋是清邸の自邸が竣工。是清は生涯をこの邸宅で過ごした

1938(昭和13)年 高橋是清記念事業会が東京市に寄与

1941(昭和16)年 記念公園として開園

1950(昭和25)年 港区に管理が移行。現在に至る


※高橋是清の邸宅は、都立小金井公園内の「江戸東京たてもの園」に移築。邸宅内部も観賞することができる

堂々たるクスノキの木立を抜けると、カエデ、モッコク、ウラジロカシなどの広葉樹が彩る和風庭園が現れる。中央にある池の周りには、重厚感のある石灯籠や石人像がひっそり佇む。苔むした地面ともあいまって荘厳な雰囲気がただよう園内。都会の喧騒をしばし忘れさせてくれる空間は、ブレイクタイムにちょうどいい。晩秋の頃は、木々が鮮やかな色に染まり、ちょっとした紅葉狩り気分を味わえる。

奥まで歩を進めれば、小高い丘の上に見えてくる「高橋是清翁像」。園内全体を見渡せる場所から、微笑みをたたえた高橋翁が来園者をやさしく迎える。像以外には彼を想起させるものがないので気づきにくいが、この地は「2.26事件」が起こった現場でもある。高橋翁も散策したであろう庭園を歩いて、歴史的なドラマに想いをはせるのもいい。

公園の入り口付近は、すべり台やブランコなど子どもが遊べる広場が完備。この広場と和風庭園に挟まれるように、ベンチスペースも設けてある。庭園全体を一望できるうえ、一人でゆったりと座れるサイズのベンチがとても落ち着くのでおススメ。風景を眺めつつ、読書する女性もちらほら。ふと日常を離れて、自分らしい時間を過ごすのに最適のスポットといえるだろう。

高橋是清翁記念公園(赤坂)

  • 港区赤坂7-3-39 [MAP]
  • 03-5413-7015
    (赤坂地区総合支所 協働推進課土木係)
  • 大江戸線「青山一丁目駅」徒歩5分
    銀座線・半蔵門線「赤坂見附駅」徒歩10分
  • webサイト

2009年12月取材