港区 ぶらり 緑の散策路「国会前庭」

園内のハナミズキ約160本は、アメリカ・ワシントン市から寄贈されたもの
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ハナミズキ 芝生 日本水準原点 時計塔 灯篭
憲政記念館 桜の井戸 霞ガーデン 藤棚 桜並木

公園の歴史

江戸初期
加藤清正が当地を拝領。その子、忠広の代に屋敷・領地を没収される

1632(寛永9)年
彦根城主井伊掃部頭直孝に与えられた後、井伊家の上屋敷として明治維新まで続く

1869(明治2)年
弾正台と兵部省を設置。のちに参謀本部と陸軍省が置かれた

1952(昭和27)年 衆議院の所管となる

1960(昭和35)年 当地に「尾崎行雄記念会館」が建設

1972(昭和47)年 「憲政記念館」が開館

国会議事堂真向かいに現れるこんもりと緑が生い茂る空間。場所柄、厳かなムードに気おされるが、一歩中に入れば意外にも明るく広々としている。議事堂を背にして右手が和風、左手が洋風と趣きを異にする庭園が並置された園内は、一度で2種類の庭園散策を楽しめるとあって得した気分だ。

ここのメインエリアは、歴史スポットに満ちた洋風庭園。井伊家の表門前にあった井戸の史跡に始まり、アメリカから親善の証として贈られたハナミズキや日本国憲法施行50周年記念植樹のカイの木、世界32カ国から寄贈された植物など、珍しさプラス背景のヒストリーも興味深い木々がずらり。議会政治の歴史や仕組みをテーマにした資料館「憲政記念館」もこの区域に建つ。

しっとりとした緑の中に身を置きたいなら、和風庭園での散策がおススメだ。滝から流れ出る小川の周囲は緑が一層深くなっていて、まるでちょっとした渓谷のよう。木々のこもれ日を受けながら歩いていると、都心であることを忘れてしまいそうになる。

江戸から現在まで、幾多の偉人たちが歴史を生み出してきたこの場所。園内を巡るうち、エネルギッシュに生きた彼らのパワーを感じられるような気がするから不思議だ。

国会前庭(永田町)

  • 千代田区永田町1-1-1 [MAP]
  • 03-3581-1651
  • 開園時間 9:00〜17:30
  • 休園日 年末年始(12/29〜翌年1/3)
  • 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」
    徒歩5分
    丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」
    徒歩7分


2010年8月取材