永野芽郁×佐藤健W主演で人気シリーズを実写化
体内の細胞たちの働きと宿主である人間の物語
ポップでためになる楽しいエンターテインメント作
漫画やアニメで大人気、シリーズ累計1000万部を超える『はたらく細胞』を、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の武内英樹監督が驚きの実写映画化。『母性』の永野芽郁と『るろうに剣心』シリーズの佐藤健がW主演、共演は『星の子』の芦田愛菜、ドラマ「不適切にもほどがある!」の阿部サダヲ、そして山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、SEKAI NO OWARI のFukaseほか豪華な顔合わせで。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球[好中球]をはじめ無数の細胞たちは、人間の体内で、日夜全力ではたらいている。健康的な高校生・漆崎日胡は、マイペースな父親の茂と2人暮らし。平穏に暮らす漆崎親子の体に病原体たちが侵入を狙い……。健全な環境やブラックな環境でせっせとはたらく細胞たちの悲喜こもごも、人間の体内をカラフルなワンダーランドのようにユニークにわかりやすく、漆崎親子の物語を軽快にあたたかく描く。陽気で楽しくためになる、ひとりでもデートでもファミリーでも老若男女みんなが満喫できるエンターテインメント作品である。
人間の体内の細胞37兆個。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球[好中球]ほか無数の細胞たちが、あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいている。元気な高校生・漆崎日胡は、マイペースなトラック運転手の父親・茂と2人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則で不摂生になりがちな茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが文句を言いながらも健気にはたらいている。親子でも体の中は正反対だ。仲良しの漆崎親子がにぎやかに過ごすなか、2人の体に侵入を狙う病原体たちが動き始め……。
漫画家・清水茜氏の『はたらく細胞』、原田重光氏・初嘉屋一生氏・清水茜氏による不健康な人間の体内環境をブラック企業のイメージで描くスピンオフ作品『はたらく細胞BLACK』の2作品を原作に、まさかの実写映画が完成。漫画やアニメでは体内の世界にのみにフォーカスされてきたなか、実写の映画ではシリーズ史上初めて“人間の世界”も共に描く。この試みのチャレンジは実写として向いていて、芦田愛菜と阿部サダヲの父娘設定というお茶の間に広く愛されるキャラクターということもあり、原作やアニメの世界観を尊重しながら映画としての特性や面白さを引き出す内容となっている。武内監督は映画では細胞たちがはたらく体の持ち主・漆崎親子の日々も描くことについて、「細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください」とコメント。また監督は、「最初にお話をいただいた時は、とても良い題材に巡り会えたと思って、この作品を演出できるということにすごくワクワクしました」と話している。
高校生・漆崎日胡の体内ではたらき、一人前になることを目指す赤血球役は永野芽郁が、ドジでひたむきなかわいい新米細胞として。永野は役作りのために原作を熟読しアニメシリーズも見て研究、「どんくさいけどかわいらしく見えるように、アニメの赤血球の声のトーンも参考にしました」とコメント。演技も楽しみながら取り組んだと語る。「世界観がはっきりしている作品なので、いつも以上に楽しく、自分自身が純粋に面白がりながら演じられたと思います」
帽子に付いている装置「レセプター」で体内に侵入した細菌を察知する白血球役は佐藤健が、キレッキレのアクションでクールに熱く。佐藤は物語をとても気に入って気合を入れて取り組んだことについて、自身が以前に主演したドラマ「仮面ライダー電王」を例にあげて楽しそうに語る。「原作漫画を読んで、とにかくこの世界観に惚れてしまい、演じさせていただく前から白血球の役のイメージも湧いていました。こういう作品だからこそ、アクションは本格的な方がメリハリがついて面白いだろうなと思ったので、『るろうに剣心』でもご一緒した大内貴仁さんをアクション監督として提案させていただいたんです。『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がないという気持ちで頑張りました。特撮以来の爆破もありました(笑)」
武内監督はW主演の永野と佐藤の好演について、「永野さんの赤血球役は、どこでどうやって細胞の役作りをしたのかと思うほど完璧で、健さんはアクションがすごすぎて、めちゃくちゃかっこよくて感動しました!」とコメントしている。
健康的な日常を送る高校生・漆崎日胡役は芦田愛菜が、マイペースな父の世話を焼くしっかり者として。日胡を男手ひとつで育てる父親・茂役は阿部サダヲが、酒とタバコとジャンクフードで不摂生になりがちなトラック運転手として。阿部と芦田の親子役はドラマ「マルモのおきて」のスペシャル版「マルモのおきて スペシャル2014」以来10年ぶりに父娘としての再共演で、実際に時間を経た父娘の姿のようでほっこりとあたたかい気分になる。
芦田は阿部との再共演について語る。「阿部さんと久しぶりに共演することができて、とても嬉しかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです」
そして阿部は芦田との久しぶりの共演について、「以前は“愛菜ちゃん”って呼んでいたのですが、いまや“芦田さん”ですね(笑)以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました」とコメント。また阿部は芦田の成長を讃えて、2024年11月23日に行われたファミリープレミアにて共演した子役たちについてもこのように語った。「もう芦田さんはハタチですもんね。子どもの成長って早いですよね、びっくりしました。台本の読み方とか演技も変わってきているし、リハーサルから泣いたりするのですごいなって思っちゃう。(泉谷)星奈ちゃんたちも、そういう人になっていくんですよね」
武内監督は2人の共演について感慨深く語る。「10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお2人とご一緒するのを楽しみにしていました。お2人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました」
リンパ球の一種で強力な殺傷能力をもつ免疫細胞のひとつキラーT細胞役は山本耕史さんがムキムキマッチョで、いつでも異物に対して単独で攻撃の先陣を切るNK(ナチュラルキラー)細胞役は仲里依紗が、免疫細胞のひとつで赤血球たちに教えを説くマクロファージ役は松本若菜さんが、細胞たちが的確に攻撃できるように戦略を決める司令官ヘルパーT細胞役は染谷将太さんが、血液中の有形成分のひとつで血管が損傷した時に止血する血小板役は、そのリーダー的役割をするマイカ・ピュや、ドラマ「海のはじまり」の泉谷星奈が、また父・茂の不健康な体内におけるブラック環境ではたらく過労気味の新米赤血球役は板垣李光人が、その先輩赤血球役は加藤諒が、茂の肝臓で物質の代謝や解毒を行う肝細胞役は深田恭子が華やかに、日胡が想いを寄せる憧れの先輩・武田新役は加藤清史郎が爽やかに、それぞれ演じている。
なかでも個人的に面白かったのは、体内で悪さをする菌を演じた役者たちのなりきりぶりだ。黄色ブドウ球菌役の小沢真珠、化膿レンサ球菌役の新納慎也、なかでもブルー系メドゥーサ風の肺炎球菌役の片岡愛之助はさすがの表現力でがっつり笑わせてくれる。そして映画『キャラクター』の連続殺人犯役で俳優デビューしたFukaseは、細胞たちを脅かす最強の敵として複雑な思いをもつ役を独特の存在感で演じている。
また主題歌「50%」はOfficial髭男dismが映画のために書き下ろして提供。ボーカルの藤原聡が原作のファンで、自身が2023年に体調を崩したことを振り返りつつこのようにコメントを寄せている。「昨年、身体に無理をさせ過ぎて、暫くライブが出来なくなりました。今は何ともないですが、健康第一、そんな聞き飽きたはずの言葉がやけに刺さった所で今回のオファーを頂き、アイデアが溢れ出て来ました。50%くらいの力加減で自分を労りながら日々生きて、譲れない瞬間や、大切な瞬間、そんな時だけ本気で頑張ったり、楽しんだりする。そんな塩梅で生きたいという願いを、100%の熱量を込めて作りました。この楽曲が映画に寄り添い、合わさって、沢山の方々と、細胞たちにユーモアや感動など、素敵な彩りを届けてくれる事を願っています」
見どころはスピード感のあるアクロバティックなアクション、全国21都市・31箇所で総勢7500人ものエキストラが参加したスケール感のある体内のシーンなど。アクション監督は佐藤の推薦により、「るろうに剣心」シリーズのスタントコーディネーター大内貴仁に決定。佐藤は撮影の約2ヶ月前からトレーニングを重ね、大内と話し合いながらアクションを構築。壁走りや大ジャンプ、高速回転など、ワイヤーも駆使して多彩なアクションが完成した。佐藤は「本当にいいものができた」と語り、「白血球は僕にとって集大成のような役。この役をやらなかったら、今まで何をしてきたんだと思うくらい」とコメントしている。
また個人的に気に入っているのは、日胡が大好きな先輩にときめくシーン。武内監督が「撮影しながらも新しいアイデアやイメージが次々に生まれていった」ひとつで、「ドーパミンの分泌が活性化される」という体の反応を「DJ KOOが皿を回す」という演出に。日胡がときめいてドーパミン分泌が活発になると、体内ではDJ KOO演じる神経細胞が王道のアッパーなダンスナンバー「サンバ・デ・ジャネイロ」(「トンボ4/7」をベースにドイツのバンド、ベッリーニが1997年にリリース、サッカー中継のBGMでも有名)を回して煽り、細胞たちがみんな仕事を放り出してウキウキとサンバを踊り出す。感覚的にわかるものがあるし、この曲というのもハマりすぎでわかりやすくて面白い。佐藤もとてもお気に入りのシーンだという。
漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」とは? 漫画やアニメで人気の「はたらく細胞」シリーズが、実写版で体内の細胞たちの世界+宿主である人間の物語となり、明るく楽しくためになる、人情味あるエンターテインメントに。人間の体内の細胞の働きを擬人化している、人種国籍問わず共感できるボーダレスな内容であり、観終わると日々がんばっている自分たちの体に改めて愛着をもつ感覚を味わえる。子どもから若い世代、大人からシニアまで世代を選ばず、カラッとシンプルに楽しめてためになる作品だ。2024年10月31日に開催された映画『はたらく細胞』ハロウィンパーティーにて、永野は、「ほんっとうに面白い!いち観客として純粋に面白くて、それでいて泣けて、観終わった後に自分の体のことを大事にしようと思えます!」と楽しそうにコメント。このイベントで最後に永野と佐藤が語ったメッセージをご紹介する。
永野「本当に面白い映画ができたと思います。出演しているのでストーリーも豪華な俳優さんたちがたくさん出ていることもわかっているのに、すごく楽しくて面白くてもう1回観たいなと思える作品になりました。そして皆さんが大切な人と一緒に、体のことをもう一度考え直そうかなと思っていただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしております!」
佐藤「笑って泣ける誰にでも自信を持って進められる王道エンタメ作品になりました。観終わった後に、はたらく細胞たちが私たちの体の中にもいるんだなと思うと、自分のことを少し好きになれる、大事にしたくなる、大切な人のこともより愛おしく思える“観終わり感”だなと思うので、ぜひ劇場に足を運んでください」
そして武内監督は物語の魅力と映画への意気込みについて、2024年6月に行われた製作発表会にてこのように伝えた。「この映画は、笑って泣けてためになる作品です。さらに観たことない世界観に本格的なアクション、アカデミー賞にも輝いた『白組』のCGなど、かなりてんこ盛りになっていると思います! 漫画やアニメもたくさんの人々に親しまれていますが、この映画を観れば、体内で細胞たちがどう作用しているか簡単に理解することができます。体内で起きる物語なので、世界中どこでも共通、どこで公開しても共感を得られる作品だと思います。世界中の細胞を刺激して、世界中で大ヒットさせたいですね!」
公開 | 2024年12月13日より全国ロードショー |
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制作年/制作国 | 2024年 日本 |
上映時間 | 1:50 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
原作 | 清水茜「はたらく細胞」(講談社「月刊少年シリウス」所載) 原田重光・初嘉屋一生・清水茜『はたらく細胞BLACK』(講談社「モーニング」所載) |
監督 | 武内英樹 |
脚本 | 徳永友一 |
出演 | 永野芽郁 佐藤健 芦田愛菜 山本耕史 仲里依紗 松本若菜 染谷将太 板垣李光人 加藤諒 加藤清史郎 マイカ・ピュ 深田恭子 片岡愛之助 新納慎也 小沢真 Fukase (SEKAI NO OWARI) 阿部サダヲ |
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