マリオたち仲間にヨッシーが加わり宇宙へ
ロゼッタを救い、クッパJr.の野望を砕け!
SF映画へのオマージュも楽しい冒険活劇
© 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.世界的な大ヒットとなった2023年のマリオ映画の続編が完成。前作に続き、製作は『怪盗グルー』『ミニオンズ』などのイルミネーションのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親であり、任天堂のフェローを務める宮本茂が共同で、監督はアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニック、脚本はマシュー・フォーゲルが手がける。声の出演は前作から引き続き、クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キーが参加し、さらに新たにベニー・サフディ、ドナルド・グローヴァー、ブリー・ラーソンほかの俳優たちが加わっている。マリオとルイージはキノコ王国でピーチ姫をサポートしながら過ごすなか、新たな相棒ヨッシーと出会う。クッパJr.の邪悪な野望を阻止するため、彼らは宇宙へ冒険の旅に出る。任天堂のゲームの3D作品「スーパーマリオギャラクシー」シリーズを映画化した、マリオと仲間たちが宇宙で活躍する冒険活劇である。
双子の配管工マリオとルイージは、「レッツゴー!」精神でキノコ王国の日々の問題を解決している。ピーチ姫をサポートし、封印されたクッパの更生に奮闘するなか、マリオとルイージは新たな相棒ヨッシーに出会う。そしてピーチ姫の誕生日パーティーをきっかけに、クッパJr.の邪悪な野望を阻止するため、ロゼッタを守るため、彼らは宇宙へ冒険の旅に出る。

第2作ではヨッシーとロゼッタが加わり、マリオたちの冒険は銀河へと広がる。家族のような仲間とともに正義の味方がヴィランと戦う、という骨格は前作から変わらない。予想を裏切らない展開に物足りなさを感じる向きもあるかもしれないが、この映画においてそれは意図された設計だと感じた。スター・ウォーズを思わせる宇宙船のバトルシーンや、マリオの声を担当するクリス主演の人気シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を彷彿とさせる軽快なトーンなど、SF映画へのオマージュも織り込まれている。またゲーム画面のようにトリックをクリアしていくシーンもあり、昔からスーパーマリオブラザーズを知っている大人には懐かしく、この映画で知る子どもたちもきっとシンプルに楽しめるだろう内容だ。スーパーマリオのゲームシリーズのなかでも高い評価を得ている「ギャラクシー」シリーズの映画化は、第2弾の映画化として「あらゆる方向で世界を広げられるチャンスをくれた」とホーヴァス監督は語る。「1作目は非常にクラシックな作りで、スーパーマリオブラザーズのレトロな雰囲気を大切にした。当時は自分たちがもてるアイデアをすべて詰め込めたと思っていたが、今回、まだ足を踏み入れていない巨大な舞台が広がっていることに気づかされた。『スーパーマリオギャラクシー』の映画化は、より高い表現の自由度と壮大なスケール感をもたらしてくれた」
またジェレニック監督は『ギャラクシー』シリーズへの思い入れと映画化について楽しそうに語る。「私は任天堂のクリエイティビティの具現化とも言える『ギャラクシー』シリーズの大ファンだ。魅力的な小惑星の数々と、心躍るゲーム体験を生み出す重力の働き。そういった遊び心溢れるアイディアをストーリーに落とし込むのは、今回の制作において特にエキサイティングなことのひとつだった」

声の出演は俳優たちが生き生きと。マリオ役はクリス・プラットが、仲間たちを大切に行動するさまを溌剌と実直に。クリスは子どもの頃に兄と「スーパーマリオシリーズのゲームを一緒にやりながら育った」と話し、マリオとルイージ兄弟の結びつきに共感しているとのこと。そしてマリオへの思い入れをこのように語っている。「彼は体が小さいからといって決して諦めることはない。彼は自分を信じているからこそ止まらない。慢心することなく、ただ大切な人たちのために駆けつける。家族や弟のルイージやピーチ姫との関係性は本当に素敵だ。どんな困難でも立ち向かう彼の姿が、彼をヒーローたらしめているんだ」
ホーヴァス監督はマリオのキャラクターについて語る。「マリオは今でも皆にとってのヒーローだ。マリオは愛する人に対して実直で、たとえ厳しい状況でもその実直さを曲げないことが彼の冒険の核となる」
兄マリオを慕う双子の弟ルイージ役はチャーリー・デイが心優しく、キノコ王国のリーダーであるピーチ姫役はアニャ・テイラー=ジョイが明朗に凛々しくユーモラスに、前作でマリオたちに敗北したノコノコたちの王クッパ役はジャック・ブラックが、その息子クッパJr.役はベニー・サフディが、ピーチ姫の側近となったキノピオ役はキーガン=マイケル・キーが、陽気なキャラクターのヨッシー役はドナルド・グローヴァーが、星形の生命体チコたちを守護するロゼッタ役はブリー・ラーソンがそれぞれに表現している。
劇中で特に楽しさや懐かしさを感じさせるのは、アイコニックなサウンドやメロディの数々だ。マリオやルイージが変身する際の効果音、ステージクリアのファンファーレ、特別ステージを進む時のサウンドなど、スーパーマリオのゲームシリーズから300種を超える音源を取り入れられている。このように意識して聴いていたというより、いつのまにか記憶に刻まれていた音にはなじみがあり、懐かしく親しみを覚える人も多いだろう。劇中音楽は前作と同様に作曲家ブライアン・タイラーが手がけ、近藤浩治によるゲーム音楽とオリジナルの楽曲を融合させる手法が効いている。

2025年に40周年を迎えたスーパーマリオシリーズ。すでに公開中のアメリカで本作の評価は、批評家スコアと観客スコアが大きく乖離しているが、その差こそがこの映画の本質を示しているように思う。親しみのあるキャラクター、なじみの世界観、記憶に刻まれたサウンド――それらを大勢で共有する体験は、映画館という場所がもつ公共性と結びついている。批評的な視点とは別の軸で、これだけの観客を動かし続ける力があるのだ。予想を超える大ヒットとなったこの映画シリーズは、任天堂とイルミネーションが企画から制作まで二人三脚で取り組んできたとのこと。任天堂とイルミネーションのクリエイティブにおける相性の良さも窺える。製作に名を連ねるイルミネーションCEOのクリス・メレダンドリと、“マリオの生みの親”で任天堂代表取締役フェローである宮本茂は、2026年3月28日に京都で行われたワールドプレミアにて交流と制作についてこのように語った。
クリス・メレダンドリ「私が宮本さんと初めてお会いした10年前から、任天堂の素晴らしいスタッフの皆様と交流を深めてきました。その中で、なぜ任天堂の作品がこれほど世界中から愛されているのかを実感してきました。創造性が、キャラクターやファン、そして細部に至る深い愛情とこだわりに裏打ちされているからです。これから皆様がご覧になるのは、才能あるクリエイターによる驚くべき共同作業の結晶です」
宮本茂「今回はイルミネーションの人々と冒険をするように、楽しく映画作りができました。密度の濃い映画が完成したと思います。皆さんに本当に感謝しています。今日、映画を観て帰る皆さんのなかに、マリオたちが多彩に残ってくれたらうれしいです」
またホーヴァス監督はこの映画の見どころ、観客へのメッセージについて、このように語っている。「数々のサプライズや他ゲームとのマッシュアップ、そして予想外のキャラクターの登場など、見所満載だ。本作では様々な発見を楽しんでもらえると思う。ファンの皆様には、細部のクオリティ、ストーリーの広がり、そしてキャラクターの深みなどに注目していただきたい。『スーパーマリオギャラクシー』の世界観の忠実な再現だけでなく、サプライズ的な場面やクロスオーバーで、観たことを後悔しない内容に仕上がっていると思う。“家族”をテーマにした素晴らしいストーリーで、どの年齢層にも何かしら心に響くものがある本作を観て、家族の大切さを少しでも強く感じてもらえたらと思う」
| 公開 | 2026年4月24日より全国公開 |
|---|---|
| 制作年/制作国 | 2025年 アメリカ |
| 上映時間 | 1:39 |
| 配給 | 東宝東和 |
| 原題 | The Super Mario Galaxy Movie |
| 脚本 | マシュー・フォーゲル |
| 監督 | アーロン・ホーヴァス マイケル・ジェレニック |
| 製作 | クリス・メレダンドリ(イルミネーション) 宮本 茂(任天堂) |
| 声の出演 | クリス・プラット アニャ・テイラー=ジョイ チャーリー・デイ ジャック・ブラック キーガン=マイケル・キー ベニー・サフディ ドナルド・グローヴァー イッサ・レイ ルイス・ガスマン ケヴィン・マイケル・リチャードソン ブリー・ラーソン |

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