愛犬クリプトの危機にスーパーガールが奮闘!
略奪者に家族を奪われた少女と共に敵地へ
完璧じゃない、ありのままの新世代ヒーロー
© & TM DC © 2026 WBEIスーパーマンのいとこでありながら、まったく異なる個性をもつスーパーガールの単独映画が完成。主演は、『スーパーマン』(2025)のラストに登場した、ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のミリー・オールコック。共演は、Netflixドラマ「三体」のイヴ・リドリー、『アクアマン』シリーズのジェイソン・モモアほか。監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『クルエラ』のクレイグ・ギレスピー、脚本は俳優でもあるアナ・ノゲイラが手がけ、製作は『スーパーマン』と同様にジェームズ・ガン率いるDCスタジオが務める。カーラ・ゾー=エルは心の支えである愛犬クリプトと共に宇宙を放浪し、気ままに暮らしている。ある日、ならず者に家族を奪われた少女ルーシーと出会い……。復讐を誓うルーシーとの出会い、カーラのトラウマ、無法者との対決、そしてスーパーマンことクラーク・ケントとの関わり。スーパーヒーローとなることに興味がないカーラは、ルーシーを助けるつもりなどまったくなかったものの、毒に侵されたクリプトを救うべく、行動を開始する。痛みを抱えながらも進んでゆく、新世代のヒーローによる物語である。
スーパーマンが地球を救った、その後の世界。故郷クリプトン星を失った壮絶な過去をもつカーラ・ゾー=エルは、唯一の心の拠り所である愛犬クリプトとマイペースに暮らしていた。そんなとき、突如現れた謎の敵・クレムの攻撃によってクリプトが毒に侵されてしまう。解毒剤を求めるカーラは、クレムに家族を奪われた少女・ルーシー、そして宇宙最凶の賞金稼ぎ・ロボとともに壮大な宇宙の冒険へと乗り出していく。

赤い太陽の惑星で酒をあおり、愛犬クリプトと気ままに惑星を放浪するカーラは、銀河版ロードムービーのような日々。宇宙船にはレコードプレーヤーやコーヒーメーカーなどがあり、お気に入りの音楽と強い酒で酔いどれて、束の間の幸せに身を浸している。しかし復讐に燃えるルーシーと出会い、クリプトが命の危機にさらされ、カーラはクリプトを救うべく危険な場所へと踏み込んでゆく。『スーパーマン』で大暴れしたクリプトは今回、“囚われの姫”のような状況に陥り、物語はカーラの心の旅にフォーカスされている。放浪生活のなか、スーパーガールのコスチュームは宇宙船の片隅に埋もれたまま。いとこのスーパーマンからの「いつ地球に戻ってくる?」という通信も聞き流すだけ。スーパーマンことクラーク・ケントは地球の両親に愛されてすくすく育ち、まっすぐな正義の味方になった一方、カーラは両親の愛を受けて育ったものの、滅びゆく惑星の終末の世代となったことで深い絶望や辛い別離を経験し、心に深い傷を負った。そこからだんだんと変わりゆくカーラの心情について、ギレスピー監督は語る。「カーラは自ら望んだわけではない状況に置かれていて、むしろそこから逃げ出したいと思っています。しかし自身のトラウマと向き合い、そしてルーシーが経験していることを目の当たりにすることで、彼女は少しずつ自分自身に責任をもたなければならないのではないか、自分が口にしていることを自ら実践し、本当の意味で人生に参加しなければならないのではないかと気づき始めます」
またギレスピー監督はジェームズ・ガン作品の長年の大ファンであり、トーンや作風にとても共感しているとも。『スーパーガール』の監督に決まった際、ギレスピー監督はガンに、『スーパーマン』のトーンにどれくらい合わせる必要があるのかと尋ねたとのこと。するとガンは、「まったく必要ない」と話し、「それぞれの映画を、それぞれ独自のイラストレーターと作家によって生み出された一冊のグラフィックノベルのように扱いたい」と語ったという。ガンはスーパーマンとスーパーガールの人物像と映画の違いについて、このように話している。「『スーパーガール』は、多くの意味で素晴らしいスペース・ファンタジーを作り上げています。クレイグは昔ながらの実写特殊効果を数多く採用していて、そのおかげで『スーパーマン』とはまったく異なる雰囲気を持つ作品になっています。また、カーラというキャラクターが興味深いのは、彼女が完璧ではなく、どこか壊れかけている人物だからです。彼女はクラーク・ケントやスーパーマンとは違います。スーパーマンはどんな経験をしてきても自分をしっかり保つことができますが、カーラはそうではありません。ふたりが経験してきたことが、それぞれにどのような影響を与えたのかが描かれています」

23歳の誕生日を迎えたスーパーガールことカーラ・ゾー=エル役はミリー・オールコックが、モラトリアムに過ごしながらも、危ういルーシーを見過ごせずに巻き込まれていく人物として。ミリーは映画の原作であるコミック『Supergirl: Woman of Tomorrow』について、「本当に美しい作品です。イラストレーションも、作り上げられた世界観も本当に素晴らしいです。そして、悲しみや心の葛藤を乗り越えようとする2人の少女のレジリエンスを描いた物語でもあります」と讃え、カーラとルーシーの関係について、このように語っている。「カーラはルーシーのなかに、若い頃の自分自身を見ているのだと思います。彼女は自分自身に居心地の悪さを感じていますし、自分が味わった苦しみや痛みをルーシーが経験しないように、どう助ければいいのかわからないのです。そして、男性や男性からの承認を中心に据えた物語ではなく、自分自身の内面の戦いを乗り越えていく2人の女性の物語だということに、とても特別なものを感じました」
ギレスピー監督はカーラのキャラクターについて、「(彼女がスーパーパワーを得る)黄色い恒星系の外にいるとき、彼女は基本的に普通の人間と同じ力しか持たず、それは非常に危険な状況になり得ます。しかし、それでも彼女の態度は変わりません。<中略>彼女は力があってもなくても恐れを知りません。私は彼女のそうした資質が大好きです」とコメント。そしてミリーの表現を賞賛し、このように語っている。「感情を表現しながらも抑制を保つ、そのバランスを取ることはある意味で非常に難しいことでした。そして彼女はそれを見事にやり遂げました。素晴らしかったです」
家族の命を残虐に奪った無法者のクレムに復讐を誓う異星人ルーシー役はイヴ・リドリーが、ひたむきな13歳の少女として。イヴはミリーについて「本当に夢のような共演者」と話し、共演の喜びを語る。「私は彼女をとても尊敬しています。彼女からたくさんのことを学びましたし、本当に素晴らしい俳優です。カーラはとても強く、感情豊かなキャラクターですが、ミリーはそうした感情のすべてをしっかり引き受けながら、自分の才能を存分に発揮しています。彼女と一緒に仕事ができて本当に楽しかったです。まるでお姉さんのような存在でした」
残忍な略奪者クレム役はマティアス・スーナールツが、カーラの父親役はデヴィッド・クラムホルツが、母親役はエミリー・ビーチャムが、宇宙の略奪集団スクラリアン・レイダーズの3人組はクララ・ローザガー、アリス・ヒューキン、ヘザー・アギェポンが、それぞれに表現している。そしてやんちゃなクリプト(VFXの動きを参考にしたリファレンス犬を、子犬時代のクリプト役はスタン、成犬時代のクリプト役はブランコが務めた)は、今回は出番が限られているものの、カーラとの出会いのエピソードで子犬時代が描かれるなど、キャラクターとして大きな存在感を放っている。
なかでもアクの強いキャラクターは、ジェイソン・モモアが演じる宇宙最凶の賞金稼ぎロボだ。KISSを彷彿とさせる白塗りメイクに赤い眼、いかついバイクで葉巻をふかして暴れ回る。『アクアマン』のジェイソンがなぜロボ役を、という疑問については、ジェイソンがアメリカの情報番組「TODAY」に出演した際、ロボを演じることは「かつての“アクアマン”を超える究極の夢だった」とコメント。また「自分がロボを演じることになるとずっと思っていましたし、この役をわたしから奪おうという人がいるなら、ぜひ挑戦してみてほしいくらいでした!」と語るほど、ロボ役を長年ずっと切望していたという。ヘヴィメタル好きでもあるというジェイソンは、ロボ役への思い入れを、このように熱く語っている。「私はアンチヒーローが大好きなんです。善にも悪にもなれる人物、自分なりの掟に従って生きる人物が好きなんです。彼の根底にはサムライのような精神があると思っています。そしてもちろん、ドレッドヘアも好きだし、バイクも好きだし、汚い言葉遣いも好きです。彼のすべてが下品で粗野なんです。そして誰の顔だろうと平気で殴りつけて乱闘に飛び込むところも大好きです」
カーラとルーシーの行く先々には、さまざまなキャラクターが登場する。宇宙版の格安移動手段ワームホール・バスの運転手、その通訳として操縦席内の小さな専用椅子に座る小さな翻訳者、酒場やバスの車内にいるあらゆる姿の異星人たち、強盗団スクラリアンの技術偵察用ユニットであるロボティック・スパイダー、ガラスケースの中でポップコーン風の謎のスナックを捻り出すナメクジなど。
ロケ地も多彩で、緑色と黄色の太陽の両方を受ける惑星バレントンの外景は、黒い砂と独特な火山地形をもつアイスランドにて撮影。洞窟はスタジオに美術セットとして作られた。ルーシーの故郷である惑星ホルツヘアの景色は、スコットランド・ハイランド地方のアビモア郊外にて撮影。ルーシーの実家である農家や、カーラが暮らすキャンピングカーのような宇宙船など、内装や小物類など細部まで作り込まれている。
ギレスピー監督の可能な限り実物を作る方針により、さまざまなキャラクターや小道具などが実際に作られた。なかでもカーラがルーシーのために購入する膨張式宇宙服は、実物として開発されたというから非常にユニークだ。ボタンひとつでピンク色の風船ガムのような見た目の防護スーツが膨らみ、着用者の全身を守るアイテムである。最新の技術と大勢の知恵を注ぎ込み、試行錯誤を重ねて作り上げられた、遊び心ある多様なアイテムがスクリーンを豊かに彩っている。

「彼は人の善を見抜く。私は真実を見抜く」
ルーシーに「スーパーマンの能力は?」と聞かれて、カーラが答えた言葉だ。彼女が示す真実とは何か。この物語でカーラが見出すのは、宇宙のことでも人間のことでもなく、自身の内面であり、他者とのつながりではないだろうか。カーラはルーシーと過ごすなかで、痛みを抱えているからこそ、誰かの痛みに寄り添えることを知った。そして傷を抱えたまま、それでも踏み出すことを、自身で受け入れたのではないだろうか。ギレスピー監督はこの物語について、「この作品は、登場人物たちの抱えるトラウマや感情、そして彼らが下す選択に深く踏み込んでいます。その選択は、必ずしも観客がこれまで見てきたものとは同じではありません」と話し、「これはまさに自己発見と責任を引き受けることについての物語です」と語っている。最後に、ミリーからのメッセージをご紹介する。「今こそ、タフで楽しい2人の女性が困難を乗り越えていく映画が必要な時だと思います。それは恋愛や欲望、結婚を求める物語ではありません。自分ではどうすることもできなかった出来事によって生まれた痛みや傷を原動力に進む物語です。そして2人とも、その感情をどう扱えばいいのかわかっていません。どこに置けばいいのかもわからない。だからこそ、お互いに支え合いながら乗り越えていくのです。そして、それは若い女の子たちにとってとても大切なメッセージだと思います。自分自身が自分のヒーローになれるのだということです。それを決めるのは自分自身なのです」
| 公開 | 2026年6月26日より日米同時公開 |
|---|---|
| 制作年/制作国 | 2026年 アメリカ |
| 上映時間 | 1:48 |
| 配給 | 東和ピクチャーズ・東宝 |
| 原題 | Supergirl |
| 監督 | クレイグ・ギレスピー |
| 製作 | ジェームズ・ガン ピーター・サフラン |
| 出演 | ミリー・オールコック イヴ・リドリー デイビッド・コレンスウェット ジェイソン・モモア |

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