恋人も親友も、全人類が彼を忘れて4年
孤独に自警活動に没頭するなか異変が起きる
本当の意味で愛する人たちを守り抜くとは?
© 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL愛する人たちを守るため、“忘れられること”を選んだスパイダーマンのその後を描く話題の続編。出演は、『オデュッセイア』のトム・ホランド、『DUNE/デューン 砂の惑星』のゼンデイヤ、『Mr.ノボカイン』のジェイコブ・バタロン、『アベンジャーズ』シリーズのマーク・ラファロ、Netflix のマーベルドラマ「デアデビル」のジョン・バーンサル、Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界2」のセイディー・シンクほか。監督はハワイ出身で日系アメリカ人の母をもつ、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットン、製作総指揮はマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが手がける。世界中の人々から自分の存在を消し去ってから4年。孤独のなかヒーロー活動にひたすら打ち込むピーター・パーカーに、謎の強敵と自身の異変という未知の脅威が迫る――。ピーターである自分を知る人は誰もいない世界で、24時間365日スパイダーマンとして街を見守り犯罪と戦う日々。恋人も親友も全人類がピーターを忘れたなか、深まっていく孤独。ニューヨークという街全体と同期し続けるかのような、本質的には誰もそばにいない時間が流れるなか、未知の敵の脅威にもさらされ、スパイダーマンに異変が起き始める。ピーターは過酷な状況を乗り越えて、愛する人たちを守り抜くことができるのか。自ら選んだ苦難の道をゆくなか、ピーターとしてもスパイダーマンとしても成長してゆく姿を描く“新章の始まり”である。
大切なメイおばさんを失い、愛する人たちを守るために全人類の記憶から自分の存在を消してから4年。大人になったピーター・パーカーはニューヨークで孤独に暮らし、スパイダーマンとして街と人々を守護し、犯罪撲滅に全力を注いでいる。人々のスパイダーマンへの期待と信頼が高まるなか、そのプレッシャーが自分の存在そのものを脅かし、命に関わる驚くべき身体的変異を引き起こす。同時に、街では不可解な犯罪が頻発。“親愛なる隣人”に、かつて直面したことのない大きな脅威が迫っていた――。

あれから4年、恋人のMJも親友のネッドもピーターを忘れたまま、大学生活を健やかに過ごしてNYに戻ってくる。ピーターは2人を守るために自ら手放したと頭で理解しながらも、2人のSNSを見ては懐かしみ、つらさや悲しみを振り切るかのようにスパイダーマンとして街の犯罪撲滅に大きく貢献している。冒頭ではNY の街をウェブスイングで駆け抜け、スパイダーマンの弾けるような躍動感が伝わる痛快なアクションシーンと、自宅の部屋で街の犯罪の発生をチェックしながら、自身の使うスーツやガジェットを調整する、ピーターとスパイダーマン=静と動の姿が対比的に映される。アクション映像ではより臨場感と迫力が表現され、ラージフォーマットと非常に相性がいいと伝わる楽しいシーンだ。いつものスパイダーマンぶりを楽しむ一方で、自室でひとり、ポツンと自警活動の調査と準備に没頭するピーターの姿を見つめていると、ふと居心地が悪いほどのもの悲しさを個人的に感じた。仕事がほぼ100%を占める生活で、家族もなく友人も少なく、私人としての自分を深く認識する人がいない状況で生きていると、いつしか自身でも自らの“個”を見失い、ふと足元が崩れて奈落の底を覗くような感覚に陥る。それはとても生々しい感触で、自分を含めて誰にでも起こりうることだと改めて実感したのだ。クレットン監督は今回の「深く愛している誰かについての記憶が消されたら、何が起きるのか」というテーマについて、製作陣でも議論を重ねて制作したと話し、さまざまな可能性を考えたことがストーリーに生かされていると語る。そしていかに仕事に情熱的に取り組んでいるとしても、大切にすべきものがあると監督は語る。仕事、コミュニティ、個人的なつながりというバランスは、「人生で見つけようとするべき最も重要なものです。本当の自分とは、自分を愛してくれる人々、そして自分が愛する人々によって定義されるのです」
そしてケヴィン・ファイギは、監督の思いとピーターの学びについて語る。「デスティンは孤立の危険性を伝えています。『大いなる力には、大いなる責任が伴う』という信条で生きてきたピーター・パーカーは、当初、その責任は他者に対してのみあるものだと考えています。しかし実際には、自分自身に対して責任をもつという要素も必要なのです。そうして初めて、他者のために最善の自分でいられるのです」

NYを守護する“親愛なる隣人”スパイダーマンことピーター・パーカー役はトム・ホランドが、孤独のなか自身の変異に困惑しながらも、謎の敵の脅威に立ち向かう姿を熱く表現。トムはピーターの体験と最新作について、このように語っている。「新たな出発です。ピーター・パーカーはスーパーヒーローというジャンルの中で、深く、特別な経験をしています。若者が自分のアイデンティティを見つけ、大人になっていく映画です。ピーターは新章へ踏み出しています。MJとネッド、そして世界全体を守るために究極の犠牲を払いましたが、それが彼の私生活、さらには健康にまで壊滅的な影響を及ぼしています」
ピーターのもと恋人MJ役はゼンデイヤが、充実の大学生活を過ごして就職を考える時期に。映画ではもと恋人ながら、実生活ではトム・ホランドと結婚していたことを認めて大きな話題に。4作続けてMJ役を演じているゼンデイヤは、この映画のテーマについてこのように語っている。「本作の多くは、ピーターが何かを完全に一人でやることなど不可能だと気づく物語です。誰にでも支えとなる仕組みが必要です。人生を乗り越えるには、それしかありません。特にスパイダーマンであるならなおさらです」
ピーターのもと親友ネッドはジェイコブ・バタロンが、大学生活を楽しみつつ、スパイダーマンの大ファンとして。ピーターの記憶をなくしていても、陽気で無邪気なネッドの存在は劇中でホッとするシーンとなっている。“ハルク”に変身することのできる天才科学者ブルース・バナー役はマーク・ラファロが、ピーターとユニークなつながりをもつ、法では裁けない悪を暴力で排除するパニッシャーことフランク・キャッスル役はジョン・バーンサルが、強靭な機械式テイルをまとうヴィランのスコーピオン役はマイケル・マンドが、頑強な皮膚と怪力をもつヴィランのトゥームストーン役はマーヴィン・ジョーンズ三世が、スパイダーマンと連絡を取り合うNY市警のジーン・デウォルフ刑事役はライザ・コロン=ザヤスが、ダメージ・コントロール局の責任者ウィリアム・メッツガー役はトラメル・ティルマンが、2代目ブラック・ウィドウことエレーナ・ベロワ役はフローレンス・ピューが、それぞれに演じている。さらには、日本刀や手裏剣を操る、赤い装束の忍者集団、毒薬が仕掛けられた足のブーツで戦うタランチュラ、様々な特殊ブーメランを得物とするヴィランのブーメランなど多くのキャラクターたちが登場する。
日本版の主題歌は、Mrs. GREEN APPLEが書き下ろした新曲「Brand New」。メンバー3人とも昔からスパイダーマンの大ファンであり、作詞作曲において映画のテーマや製作陣の思いなどを取り入れて制作。MGAは渡米してロサンゼルスでの楽曲制作ミーティングに参加し、プロデューサーのケヴィン・ファイギやエイミー・パスカル、全マーベル作品の音楽監修を務めるミュージック・スーパーバイザーのデイヴ・ジョーダンらと直接話し合ったという。作詞作曲を手がけたMGAの大森元貴は、スパイダーマンが糸を放つ時のポーズの向きを変えると「I LOVE YOU」という意味の世界共通の手話と同じ形だと気づき、サビの出だしに「I love youの先へ」という詞を入れたとのこと。楽曲提供の喜びについて、大森は嬉しそうに語る。「いち映画ファンとして、そしてMCUファンとして、日本版主題歌の存在意義を、愛を、しっかり伝えたいという思いで参加させていただきます。小さい頃から大好きだったスパイダーマンにこうして関われる事がとても嬉しく胸がいっぱいです」

アクションシーンはCGに頼らず、体操とダンスの経験をもつトムがほとんどのスタントを自身で演じている。ビルの屋上から体をひねりながらジャンプしてダイブ、ヴィランとの戦闘、ウェブスイングのシーンなどをこなしたトムについて、クレットン監督は「彼には驚かされたよ。体の動きを完璧にコントロールして、わずか数テイクで完璧に演じた」と賞賛。トムも「試行錯誤しての撮影は楽しかった。間違いなく最高のアクションが撮れたと思っています」と話している。
撮影ではスパイダーマンのPOV ショット(Point of View ショット=登場人物の視点で撮るカット)を取り入れ、トムが特別なサイクロプス・ヘルメットカメラを装着して撮影も。時にはマスクを装着した“トムの眼球のすぐそば”にカメラを装着して撮影し、マスク越しに街を見るスパイダーマンの目線を観客が味わえるシーンもユニークだ。こうした工夫により、NYの街をウェブスイングで駆け抜けるシーンにはより一層の臨場感と迫力が生まれ、まるでスパイダーマンと一緒に跳んでいるかのような体感を味わえる仕上がりとなっている。
さらに『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』SCREENXでの上映は、映画史上初のSCREENX専用カメラで撮影された「Shot For SCREENX」作品であることも話題に。正面スクリーンに加えて左右の壁面にも映像を投影したパノラマスクリーンにNYの街が広がり、そこをスパイダーマンが駆け抜けるとは、実にダイナミックだ。クレットン監督はこの試みについて、観客へのメッセージをこのように語っている。「本作では史上初めてSCREENXチームが撮影現場に参加し、本作のためだけの特別な映像を撮影しました。これは初めての挑戦であり、観客の皆さんのために特別に作り上げました。誰も体験したことのない、とてもユニークなものとなっており、皆さんに楽しんでもらえることを楽しみにしています」
スパイダーマンはさらなる覚醒へと向かい、物語は新たな章へ。大いなる力の覚醒は、自己の輪郭を曖昧にする危機であると同時に、「自分は何者か」と問い直す機会にもつながることはとても興味深い。“新章のはじまり”は、物語がこれからも続いてゆくという意味だけではなく、ピーターが“大いなる力をもつ自分”と“人としての自分”の境界と認識を自身の中で再構築してゆくことでもあり、私たち観客もコミュニティ、役割、責任、孤独、個人的なつながりといったテーマを自然と見つめ直すきっかけにもなるかもしれない。最後に、2026年7月28日(日本時間)にアメリカ・ロサンゼルスにて行われたワールドプレミアでも、仲睦まじく過ごしていたという新婚のトムとゼンデイヤからのメッセージと、クレットン監督のこの作品への思いをご紹介する。
トム「この映画はピーター・パーカーの人生において新たな章が始まりを迎えるところからスタートする。これほど大きな舞台で共感を呼ぶ物語を語れる機会を得られて、本当に興奮してるよ! この映画を観た人には笑ってほしいし、歓声をあげてほしいし、泣いてほしい。願わくば全部やってもらえたらと思います。感情のジェットコースターを全身で感じてもらうのが一つのゴールになっています!」
ゼンデイヤ「このシリーズは、私たちにとっても、そして多くのファンの皆さんにとっても、本当に特別な作品なんです。この映画の一員でいられたこと、このキャラクターたちと一緒に成長できたこと、そしてこの旅を通して素晴らしい人たちと出会えたこと。そのすべてが本当にかけがえのない経験でした」
クレットン監督「最初、ピーター・パーカーは自分が変わらないように、自然なプロセスを経験しないように、あらゆることをしています。美しいのは、最終的に彼が、人生は変化し、人生には新しい章があるのだと受け入れる姿を見ることです。<中略>毎朝がブランド・ニュー・デイをもたらすというのは、わくわくすることなのです」
| 公開 | 2026年7月31日より公開 |
|---|---|
| 制作年/制作国 | 2026年 アメリカ |
| 上映時間 | 2:25 |
| 配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 原題 | SPIDER-MAN:BRAND NEW DAY |
| 監督 | デスティン・ダニエル・クレットン |
| 脚本 | クリス・マッケナ エリック・ソマーズ スタン・リー&スティーヴ・ディッコのマーベル・コミックに基づく |
| 製作 | ケヴィン・ファイギ エイミー・パスカルほか |
| 出演 | トム・ホランド ゼンデイヤ セイディー・シンク ジェイコブ・バタロン ジョン・バーンサル トラメル・ティルマン マイケル・マンド マーク・ラファロ |

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