関東初公開のカラー原画の展示も
『ちびまる子ちゃん』の原画や直筆原稿など、約300点を展示
©さくらプロダクション
まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持ち、新しいキャラクターやエッセイを次々と生み出し続けた稀代のアーティスト・さくらももこ(1965〜2018年)の、今もなお輝き続けるその全魅力に迫る展覧会。
さくらももこは、1984年『教えてやるんだありがたく思え!』でまんが家としてデビューし、2年後には少女まんが誌「りぼん」で『ちびまる子ちゃん』の連載が開始された。1989年に同作品で第13回講談社漫画賞を受賞し、1990年には作詞を手掛けた『おどるポンポコリン』が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞。
また、高校三年生の時に書いた作文が「現代の清少納言」と称されたことから、エッセイまんがを描くことを思いついたという、さくらももこ独自の視点と感性が発揮された初のエッセイ『もものかんづめ』が1991年に発売され、累計発行部数290万部を超える大ベストセラーとなった。続く『さるのこしかけ』(1992年)が第27回新風賞を受賞。そのほか、『スヌーピーブックス』シリーズでは翻訳を手がけるなど幅広く活躍した。
本展は、まんが家デビューまでの時間を、少女時代の私物や卒業文集、絵日記などの展示を通して振り返る[序章「さくらももこができるまで」]から、みんなを楽しませることが大好きだったさくらももこの思いが遺された、作品の名場面やイラストによる展示で締めくくる[「終章 アトリエより」]までの7章立てで、さくらももこの作品を振り返ると同時に、その生涯を垣間見ることができる。
『ちびまる子ちゃん』を毎週楽しみに観ていた世代も、そうでない人も、ブラックかつカオスなユーモアセンスが存分に発揮された作品の原画や個性的なキャラクター、懐かしい時代観に触れ、『描く』ことと『書く』ことを楽しみ多忙を極める一方、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛した、さくらももこの世界を楽しんでみてはいかがだろうか。
展覧会名 | さくらももこ展 |
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会期 | 2024年10月5日(土)〜2025年1月5日(日) ※会期中、展示替えあり 前期:10月5日(土)〜11月20日(水) 後期:11月21日(木)〜1月5日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 |
10:00〜18:00(金・土曜日、10月13日、11月3日は20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 森アーツセンターギャラリー 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階 |
観覧料 |
一般 1,800円、高大生 1,500円、4歳〜中学生 800円 ※全日日時指定制 ※詳細は公式サイトをご確認ください |
公式サイト | https://sakuramomoko-ten.com/ |
問合せ | 03-6406-6652 (森アーツセンターギャラリー) |
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