人間国宝から若手までアーティスト20名が挑む
ポケモン×工芸のかがく反応
「ポケモンと工芸、正面切って出会わせたらどんなかがく反応が起きるだろう。」
という問いに人間国宝から若手まで、20名のアーティストが本気で挑む展覧会が開催。
本展は2023年3月から6月まで国立工芸館(石川県)にて開催され、工芸の多種多様な素材と技法でポケモンに挑み、生まれた約70点の作品を公開。その後、アメリカや日本各地での巡回を経て、東京会場にて待望の開催となった。
東京会場では、今までの巡回展からバージョンアップし、数名の作家による追加作品を合わせ、展示作品は約80点になる予定だ。
展示での展示は3部で構成される。
「1 すがた 〜迫る!〜」では、工芸の技がポケモンを思いがけない物質から呼び起こした姿を観ることができる。それぞれの作家が日ごろ向き合っている金属、土、木などの素材研究、そして長年の鍛錬による優れた技術の成果がポケモンのフォルムはもちろん、皮膚や毛並み、仕草や表情に抽出され、また気配や出現の瞬間をも見事に捉えている。工芸で表現されたリアルなポケモンの姿を楽しもう。
「2 ものがたり 〜浸る!〜」では、ポケモンの世界観に工芸が挑戦。ポケモンの育成、進化、交換などの要素や旅の仲間たちと育んだ友情。あるいは固唾をのんで見守ったわざのインパクトを表現。作家たちは工芸の素材と技とを携えて、想像のフィールドを駆け巡る。
工芸は生活のさまざまなシーンをよりよく、美しく整え、活力を与えてくれる。
「3 くらし 〜愛でる!〜」では、工芸がもつその役割や機能にポケモンが挑戦。器や着物、装身具を舞台に活躍するポケモンたちの様子は、日々を慈しむ感性をより豊かにしてくれる。
ポケモンの姿かたちから仕草、気配までを呼び起こした作品、進化や通信、旅の舞台、効果抜群のわざなどゲームの記憶をたどる作品、そして日々を彩る器、着物や帯留など粋な装いに誘い込まれたポケモンたち。
わざを操るポケモンに、技で挑んだアーティストのかけ算パワーで生まれた作品は、その美しさにうっとり、かっこよさにワクワク、精巧さにびっくりなど、来場者を魅了してやまないだろう。
展覧会名 | ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― |
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会期 |
2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日) ※会期中、展示替えあり 前期:11月1日(金)〜12月25日(水) 後期:12月26日(木)〜2月2日(日) |
休館日 | 12月31日(火) |
時間 | 10:00〜19:00(金・土曜日・祝前日は20:00まで) ※入館は各閉館時間の30分前まで |
会場 | 麻布台ヒルズ ギャラリー 港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階 |
入館料 |
一般 1,800円、大学・専門学生 1,600円、高校生 1,300円、4歳〜小学生 600円 ※詳細は公式サイトをご確認ください |
公式サイト | https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/ |
問合せ | azabudaihillsgallery@mori.co.jp |
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