タブレット片手に時空の扉を通って
ノートルダム大聖堂の歴史を探検
ゴシック建築の代表作として名高いユネスコ世界遺産、パリのノートルダム大聖堂。1160年の創建時から、2019年の火災後の復興過程まで、21個のタイムポータル(時空の扉)を専用端末でくぐり、大聖堂の中にいるような没入感で時空を巡る旅を楽しむ、デジタル体験型展覧会。
2024年12月のノートルダム大聖堂一般公開の再開を迎えるタイミングに合わせ、特別コンテンツを追加し、世界各都市を巡回して東京で開幕となる。
ノートルダム大聖堂は、今から800年前にパリのシテ島に建築され、NOTRE-DAME(= Our Lady =聖母マリア)に捧げられたパリのシンボルとしてパリ市民のみならず世界中の人達から愛されてきたが、2019年4月15日に発生した火災により甚大な被害を受けた。世界中の人が驚愕した、中央の尖塔が崩れ落ちる瞬間を記憶している人も多いだろう。
その復興に向けて各界の専門家が集結し、ドローンやCG分析などの最新IT技術と、熟練工の磨き抜かれた建築・美術品修復の技によって、5年の歳月をかけた修復作業が今も続いている。
本展は、世界遺産の豊かな歴史と、最新技術によって大聖堂が再び光を取り戻していく様子を、体験型コンテンツを通じて学び、文化財の保護の大切さを身近に感じてもらうことを目的として、世界各地で巡回展が開催されてきた。
会場では、専用端末「HistoPad(ヒストパッド)」を使い、大聖堂の創建時の様子や、ナポレオン1世の戴冠式など、大聖堂で起きた歴史的な瞬間へ旅したり、匠の技、修復作業の様子を学んだりすることができる。また、日本のみの特別展示として、修復作業に用いられた「先端の科学技術」にもフォーカスしている。端末の操作はとても簡単なので、子どもから大人まで皆で楽しみ、感動を共有できることも、この展覧会のポイントだ。
まもなく再開されるノートルダム大聖堂の一般公開。ひと足早く時空の旅に出かけ、大聖堂との再会を心待ちにしてみるのも良いだろう。
展覧会名 | 特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」 |
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会期 | 2024年11月6日(水)〜2025年2月24日(月・休) |
休館日 | 火曜日(ただし2月11日は開館)、12月28日(土)〜1月1日(水) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 日本科学未来館 江東区青海2-3-6 >> 会場の紹介記事はこちら |
観覧料 | 一般 1,800円、18歳以下 800円、小学生 500円、未就学児無料 ※詳細はこちらをご確認ください |
公式サイト | https://notredame-ar.jp/ |
問合せ | 050-3354-7711 |
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