「なぜ美しいものを生み出せるのか」
柳宗悦が晩年提唱した、新しい美学
日本民藝館創設者で、美学者としても知られる
柳は、美の対象として顧みられることのなかった、無名の職人が作る民衆の日常品を「民藝」とし、そこに「健康な美」や「平常の美」といった大切な美の相が豊かに宿ることを発見し、最も正当な工芸の発達を見出した。
晩年に仏教の他力本願の思想に基づく独創的な仏教美学を提唱。造形物に美が宿る原理を仏教思想に求め、1961年5月に歿するまで、その樹立を願い留まることはなかった。
本展では、仏教美学に関する資料の展示と、柳が1955年10月に行った「東洋思想講座 第五回」の音源を基に制作された映像を初上映し、美の本性に触れるには、何よりも「直観」の力が不可欠であると説いた柳が直観で見届けた、具体的な作物の提示と共に、悲願とした「仏教美学」を顕彰する。
展覧会名 | 仏教美学 柳宗悦が見届けたもの |
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会期 | 2025年1月12日(日)〜3月20日(木・祝) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 日本民藝館 目黒区駒場4-3-33 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,200円、高大生 700円、小中生 200円 |
公式サイト | https://mingeikan.or.jp/ |
問合せ | 03-3467-4527 |
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