謎に満ちた三千年を旅する展覧会
古代エジプトの世界へ、ようこそ
ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が東京・六本木に集結。
彫刻、棺、宝飾品、土器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解く。
ニューヨーク市ブルックリン区にあり、1895年に開館したブルックリン博物館は、アメリカ国内でも長い歴史を持ち、収蔵品は150万点を超える。なかでも、米国で最大かつ最も質の高い古代エジプト美術コレクションは、1200点を超える貴重な作品を含み、同館最大の見どころとして世界的に注目されている。米国最大規模の質の高い古代エジプト美術コレクションを日本で観ることができる、絶好の機会だ。
本展の監修は、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者・河江肖剰氏が担当し、氏の携わるピラミッドの最新調査や研究の成果を紹介する。
また、名古屋大学との共同調査にて、エジプト現地で測量した精巧な解析データと、実写映像を織り交ぜた大迫力のピラミッド調査映像を見ることができる。
本展は1st StageからFinal Stageまでの3つの章だてで、「知っているようで知らない」古代エジプトの世界を紹介する。
謎の多い古代エジプト文明の「日常生活」を描きだす『1st Stage 古代エジプト人の謎を解け!』では、これまでの古代エジプト展で多くは語られてこなかった、人々の営みにフォーカス。現在から遡ること5000年以上前から高度な文明があったことを物語る資料をはじめ、古代エジプト人の日常生活が垣間見える作品の数々を展観する。
『2nd Stage ファラオの実像を解明せよ』では、クフ王やラメセス2世など、先王朝時代からプトレマイオス朝時代まで3000年の王朝史を通じて活躍した12人の王にまつわる作品を紹介。王の姿と王朝の変遷をたどり、謎に包まれたファラオたちの権力とその実像を解明する。
古代エジプトでは、人は死後、来世で復活し永遠の命を得ることができると信じられていた。
『Final Stage 死後の世界の門をたたけ!』では、人や動物のミイラをはじめ、美しい副葬品の数々や葬儀のための道具、神々の姿をあらわしたレリーフなど、葬送儀礼に関する作品を紹介。ミイラはなぜ、どのように作られたのか?など、古代エジプト人の死生観にせまる。
また、ベールに包まれた古代エジプト語の真の音声を再現。現存最古の葬送文書である『ピラミッド・テキスト』を読み上げる声が、会場で厳かな空間を演出する。
三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。六本木に広がる古代エジプトの世界を旅してみてはいかがだろうか。
展覧会名 | ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト |
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会期 | 2025年1月25日(土)〜4月6日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 |
10:00〜18:00(金・土曜日、祝前日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 森アーツセンターギャラリー 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階 |
観覧料 |
平日:一般・大学・専門学生 2,500円、中高生 1,800円、小学生 1,200円 土・日・祝日:一般・大学・専門学生 2,600円、中高生 1,900円、小学生 1,300円 ※未就学児無料 ※土・日・祝日は日時指定制 ※詳細はこちらをご確認ください |
公式サイト | https://egypt-brooklyn.exhibit.jp |
問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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