動物好き必見!古代エジプトのネコから、近代日本画の巨匠が描く動物画まで
開館50周年記念の展覧会 第2弾
2025年に開館50周年をむかえる松岡美術館では、今年度3会期にわたり、さまざまなテーマで松岡コレクションを紹介する。
第2弾となる本展では、松岡美術館が松岡動物園となり、動物をモティーフとした作品を展開。展示室ごとにテーマを設け、古今東西、様々な方法でかたどられた作品を観ることができる。
本展のみどころは、古代エジプトで神様として扱われたネコやウシなどの動物たちをかたどった彫刻作品から、イランや中国、日本の陶磁器、近代の日本画など、幅広いコレクションより動物をテーマとした作品が大集合。動物好きにはたまらない展覧会となる。
また、本展ではヒトもまた動物の一種として、「ヒトが描いたヒト」をテーマに、館蔵品の中でも人気の高い西洋画コレクションより、肖像画作品を一挙に紹介。
ルノワールやピカソ、モディリアーニ、ローランサン、キスリング、ドンゲンなど、19世紀末から20世紀にかけて活躍した作家たちによる、独自の魅力を放つ人物画も楽しめる。
見逃せないのは、近代日本画の巨匠 横山大観と下村観山による動物画だ。
横山大観の《木菟》は、ミミズクが竹林の一木にひっそりと止まっている様子が描かれており、金色の瞳以外は青墨の濃淡によりふっくらと、重なり合う竹は、軽やかな筆さばきと墨の濃淡の変化で、巧みに表現されている。
もう一点の下村観山の《杉に栗鼠》は、真っ直ぐな杉が生える秋の林間で、リスが木の実を頬張る様子が、なんとも愛らしい。全体に輪郭線を描かない洋画の技法を取り入れつつ、樹皮にまとわりつく蔦や地面に広がる下草には、たらしこみのぼかしを使い、洋画と伝統的な日本画の技法を調和させている。また、リスの身体は、淡くぼかしを入れた茶色を下地に、細かな毛を一本ずつ丹念に描き入れ、ふんわりとした柔らかな風合いを巧みに表現している。
時に神々しく、時にかわいく、あるいは強く、恐ろしく、さまざまなイメージで表現された動物たち。この夏限定の松岡動物園に会いに来てみてはいかがだろうか。
本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2025年6月25日(水)
展覧会名 | 開館50周年記念 おいでよ!松岡動物園 |
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会期 | 2025年6月17日(火)〜10月13日(月・祝) ※会期中、一部展示替えあり 前期:6月17日(火)〜8月17日(日) 後期:8月19日(火)〜10月13日(月・祝) |
休館日 | 月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌平日休館) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 松岡美術館 港区白金台 5-12-6 |
観覧料 | 一般 1,400円、25歳以下 700円、高校生以下無料 |
公式サイト | https://www.matsuoka-museum.jp/ |
問合せ | 03-5449-0251 |
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