
杉本博司の作品世界から、“絶滅”というテーマを見つめる
銀塩写真というメディアの可能性を追究し続けてきた現代美術作家・杉本博司(1948年〜)の作品世界を紹介する展覧会が、東京国立近代美術館で開催される。建築や舞台芸術、書、陶芸など活動分野が多岐にわたる杉本だが、その表現の原点にあるのは銀塩写真である。
本展では、1970年代後半の初期作品から近作まで約60点の銀塩写真を展観。また、制作工程の覚書を記した未公開資料「スギモトノート」も公開される。
本展は、初期から近作まで全13のシリーズが3章で構成される。
第1章「時間・光・記憶」では、〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉など、1970年代から80年代にかけて制作され、杉本の評価を確立した代表作を紹介。時間や記憶といった主題を通じ、作品世界の始まりに焦点を当てる。
続く第2章「観念の形」では、〈観念の形〉〈スタイアライズド・スカルプチャー〉など、人間の知性や想像力によって生み出された「かたち」を主題としたシリーズを展示し、作品世界が拡張・深化していく過程をたどる。
第3章「絶滅写真」では、銀塩写真というメディアの終焉を見据えながら、その始原にさかのぼる作品を紹介。〈前写真、時間記録装置〉〈フォトジェニック・ドローイング〉から近作〈Opticks〉まで、6つのシリーズを通して、杉本が予見する“絶滅”をめぐるヴィジョンの行方を探る。
また、本展では代表作である〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉をはじめ、〈建築〉〈スタイアライズド・スカルプチャー〉などのシリーズにおいて新作も公開予定。特にデビュー作として知られる〈ジオラマ〉では、《ポコット族》などの新作を加えた構成により、シリーズ開始当初から構想されていた人類史をめぐる物語が初めて提示される。
銀塩写真というメディアを通して、時間や記憶、人類史といった主題を追究してきた杉本博司。その半世紀にわたる作品世界の全体像とともに、本展で示される“絶滅”という主題に注目したい。
本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2026年6月17日(水)
| 展覧会名 | 杉本博司 絶滅写真 |
|---|---|
| 会期 | 2026年6月16日(火)〜9月13日(日) |
| 休館日 | 月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火) |
| 時間 | 10:00〜17:00(金・土曜日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
| 会場 | 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー 千代田区北の丸公園3-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
| 観覧料 |
一般 2,300円、大学生 1,200円、高校生 700円、中学生以下無料 ※詳細はこちらをご確認ください |
| 公式サイト | https://art.nikkei.com/sugimoto/ |
| 問合せ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
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