
「見えないもの」への欲望と不安を映し出す、トニー・アウスラーの世界
映像、彫刻、音、光、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションによって、テクノロジーと人間心理や信念の関係を問い続けてきたアーティスト、トニー・アウスラー(1957年〜)の日本初となる大規模個展が、TOKYO NODE(東京ノード)で開催される。代表作や未発表作、本展のための新作のほか、アウスラーが収集した約3,000点にも及ぶ資料の中から、創作の源泉となったアーカイブ資料を厳選して紹介する。
映像インスタレーションやプロジェクションマッピングの先駆者として知られるアウスラーは、ポップカルチャーから科学、宗教、超常現象まで幅広い領域を横断しながら、現代社会における「見えないもの」への欲望や不安を映し出してきた。近年、AIや監視技術、生成メディアの発展によって、私たちを取り巻く情報環境や信じるもののあり方が大きく変化しており、こうした状況の中、アウスラーは長年にわたり、イメージと物語、テクノロジーと人間心理の関係を鋭く問い続けている。
本展では、現代美術家のジム・ショーも参加した初期作品《プライベート》や、大小さまざまな「眼」に囲まれる体験を通して現代の視聴文化について問い直す《スペキュラー》のほか、《ロック2、4、6》、《計り知れないもの》などの初期から現在までの代表作を展示。出展作品の半数以上が日本初公開となる。
また、デヴィッド・ボウイおよび作曲家グレン・ブランカと2000年から共同制作を進めていた《空(くう)》を四半世紀越しに初めて作品化し、世界初公開する点も見どころの一つだ。
加えて、TOKYO NODEのドーム型空間を活かした大型の新作《キメラ》も発表。アウスラーがこれまでに収集・研究してきた、都市伝説上の生物や未確認生物の資料をもとに、日本と世界のさまざまな「キメラ」が出現する。
「テクノロジーと霊知のはざま」を見つめてきたアウスラーの作品を通して、現代社会の「見えないもの」について考えを巡らせたい。
| 展覧会名 | トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま〜魔術、メディア、アート〜 |
|---|---|
| 会期 | 2026年7月3日(金)〜9月27日(日) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 時間 | 10:00〜19:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は各閉館時間の30分前まで |
| 会場 | TOKYO NODE GALLERY A/B/C 港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階 |
| 入館料 | 一般 2,400円、大学・専門学校生 1,400円、中高生 800円 ※小学生以下無料 ※詳細はこちらをご確認ください |
| 公式サイト | https://www.tokyonode.jp/ |
| 問合せ | 03-6433-8200 |
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