
レンブラントが切り拓いたエッチング表現と、その影響の広がりをたどる
17世紀を代表する画家レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン(レイデン、1606−アムステルダム、1669年)。レンブラントのエッチング(腐蝕銅版画)と、その表現が後世の芸術家たちに与えた影響を紹介する展覧会が、国立西洋美術館で開催される。
オランダ・アムステルダムのレンブラント・ハウス美術館と国立西洋美術館による共同企画となる本展では、両館のコレクションを中心に、国内外から集められた作品や関連資料など約130点を3章構成で展示する。
第1章は、レンブラントのエッチング制作をテーマに展開。17世紀初頭、エッチングが歴史的な転換期を迎えていた時代に、レンブラントは実験的な試みを重ねながら、その表現の可能性を拓いていった。《百グルデン版画》では、緻密に重ねた線の集積が生み出した柔らかく深い闇と白描のような趣が共存しており、エッチングが持つ表現の可能性が最大限まで追究されている。
本章ではレンブラントのエッチング制作を、「肖像と頭部習作」「無宿者と市井の人々」「キリスト教主題」「スケッチ」「風景」の5つのセクションで紹介する。
第2章では、17〜18世紀におけるレンブラントの版画が後世に与えた影響をたどる。レンブラントの版画は制作当時から高い人気を誇ったが、17世紀における影響の広がりは限定的だった。しかし、イタリアのジョヴァンニ・ベネデット・カスティリオーネやステファーノ・デッラ・ベッラのように、そのエッチングに創造的な刺激を受けた作品も生み出されている。18世紀になると、ドイツの芸術家たちを中心に関心が高まり、模倣作の制作や収集活動が活発化した。
第3章では、19〜20世紀におけるレンブラント受容に焦点を当てる。エッチング
レンブラントが切り拓いたエッチング表現の魅力と、その影響が時代や分野を超えて広がっていく様子を紹介する本展。版画史におけるレンブラントの功績と、そのインパクトに注目したい。
| 展覧会名 | 版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト |
|---|---|
| 会期 | 2026年7月7日(火)〜9月23日(水・祝) |
| 休館日 | 月曜日(ただし7月20日、8月10日、9月21日は開館)、7月21日(火) |
| 時間 | 9:30〜17:30(金・土曜日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
| 会場 | 国立西洋美術館 企画展示室 台東区上野公園7-7 |
| 観覧料 |
一般2,200円、大学生1,300円、高校生1,000円、中学生以下無料 ※詳細はこちらをご確認ください |
| 公式サイト | https://www.nmwa.go.jp/jp/ |
| 問合せ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
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