
レオナルド・ダ・ヴィンチから導き出す、ルネサンス美術の真髄
15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ各地で花開いたルネサンス美術に焦点を当てる展覧会が、国立新美術館で開催される。ルーヴル美術館が所蔵する膨大なコレクションの中から厳選された50点余りを通して、「旅」「技法の革新と洗練」「古代へのまなざし」「肖像芸術の隆盛」の4つのテーマからルネサンス美術を読み解く。
「旅」では、人や物の往来がルネサンス文化の発展に与えた影響に注目。人文主義者や芸術家たちは、各地で異文化や表現技法を学ぶだけでなく、様々な外的要因により国境を越えて移動したことで、その様式や技法の伝播を促した。また、国王や皇帝が広大な領地を治めるため頻繁に移動しており、持ち運べる豪華な調度品の発展につながった。
「技法の革新と洗練」では、油彩技法や時計製造、版画技術など多様な技法の発展をたどる。一枚の原版から何枚もの作品を刷ることができる版画は、芸術家たちの構想を広く伝えるメディアとなり、陶器やエマイユ画(七宝)などの他の技法による作品表現にも影響を与えた。陶器では、実際の動植物から取った型を用いる「田園風陶法」が開発されたことにより、実物そっくりの装飾を施すことに成功。この特異な技法を継承した工房の作品も紹介する。
「古代へのまなざし」では、古代ギリシア・ローマの文化を規範として再評価する古代復興の動きを紹介。人文主義者や芸術家たちは、古代の文献や神話、ローマに残る建築や彫刻を手本とし、版画や石膏像などの複製を通して古代美術を学んだ。古代への関心が高まるなかでブロンズ芸術も復活し、大規模な彫像から小像、装飾板、メダルなど多様な作品が生み出された。
「肖像芸術の隆盛」では、「個人」という概念に対する意識の高まりとともに発展した肖像芸術に焦点を当てる。支配階級のための芸術ジャンルであった肖像は、時代が下るにつれ知識人や富裕市民などへ広がった。また、画面に対して人物を斜めに配置する「四分の三正面観」の発展や、背景描写の変遷にも目を向ける。
最大の見どころは、レオナルド・ダ・ヴィンチの《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》の日本初公開だ。現存するレオナルドの真筆絵画はわずか15点ほどとされ、そのうち5点をルーヴル美術館が所蔵しており1974年の《モナ・リザ》来日以来、半世紀を超える時を経て同館所蔵のレオナルド作品が来日する。本作は、外見だけでなく内面の感情までも描き出そうとしたレオナルドの探究を示す傑作であり、個人への関心が高まったルネサンス精神を象徴する作品として位置付けられている。
また、ボッティチェリ、ティツィアーノ、デューラー、クラーナハ、エル・グレコなど、ルネサンスを代表する巨匠たちの作品も来日。本展を通して、ヨーロッパ美術史における大きな転換点となったルネサンスの魅力を味わいたい。
本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2026年8月26日(水)
| 展覧会名 | ルーヴル美術館展 ルネサンス |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月9日(水)〜12月13日(日) |
| 休館日 | 火曜日(ただし9月22日、11月3日、12月8日は開館)、11月4日(水) |
| 時間 | 10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
| 会場 | 国立新美術館 企画展示室1E 港区六本木7-22-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
| 観覧料 |
一般 2,400円、大学生 1,400円、高校生 1,000円、中学生以下無料 ※10月1日(木)〜14日(水)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要) ※詳細はこちらをご確認ください |
| 公式サイト | https://www.ntv.co.jp/louvre2026/ |
| 問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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