
暮らしを彩り、心を弾ませるスウェーデン・テキスタイルの豊かな世界
自然や暮らしに密着したモチーフ、明るい色彩、モダンななかにもかわいらしさを感じさせるパターン。スウェーデンのテキスタイルデザインに焦点を当てる展覧会が、世田谷美術館で開催される。スウェーデン在住の個人コレクター、サラ・アクステイリウス氏のヴィンテージ・テキスタイルのコレクションを中心に、国内の美術館やアーカイヴの協力を得て、約200点の作品と関連資料を紹介。「モチーフ」「デザイナー」「暮らしとの関わり」という3つの視点から、その魅力をひもとく。
長い冬を過ごすスウェーデンでは、日々の暮らしを心地よくする手段としてデザインが根付いている。伝統的な手工芸を背景に織物を中心とする繊維産業が発展し、20世紀半ばには技術革新によってプリント・テキスタイルのデザインが花開いた。身近な自然や暮らしにまつわる具象的なモチーフから、抽象的なパターン、日本的なイメージを取り入れたものまで、そのデザインは実に幅広い。本展では、草花、果物、動物、幾何学、日本、暮らし、物語、サマーバカンスという8つのテーマごとに、スウェーデンのテキスタイルが持つ多彩な魅力に迫る。
北欧デザインといえば、フィンランドやデンマークのデザイナー、ブランドの認知が先行しているだろう。しかし、20世紀前半に「北欧モダン」の国際的な認知を先導したのはスウェーデンだった。本展では、20世紀前半、スウェーデンのテキスタイル産業の発展前夜に活躍した女性たちの活動を紹介するとともに、スウェーデンのテキスタイルデザインをけん引した6名のデザイナーにも焦点を当て、それぞれの作品や資料も展示する。
また、インテリアやファッションにも目を向け、北海道東川町のコレクションによる家具や陶磁器、個人コレクターが収集したカラフルな衣服を展示。テキスタイルデザインと深く結びつく暮らしとの関わりにも着目する。
さらに、スウェーデンのテキスタイル文化を未来へ受け継ぐ取り組みも紹介。1924年創業のインテリアブランド、スヴェンスク・テンで2018年に作品が商品化された日本人アーティスト、宇都宮琴音によるアイテムが登場するほか、夏休みのプレワークショップで制作する子どもたちのアートワークも展示予定だ。
暮らしのなかに美しいデザインを取り入れ、日々を明るく彩ってきたスウェーデンのテキスタイル。その豊かな色彩と自由な発想に触れながら、身近な暮らしとデザインの関係を見つめてみてはどうだろうか。
| 展覧会名 | スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月19日(土)〜11月15日(日) |
| 休館日 | 月曜日(ただし9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火) |
| 時間 | 10:00〜18:00 ※入場は閉館時間の30分前まで |
| 会場 | 世田谷美術館 1階展示室 世田谷区砧公園1-2 |
| 入館料 |
一般 1,400円、高大生 800円、小中生 500円、65歳以上 1,200円、未就学児無料 ※詳細は公式サイトをご確認ください |
| 公式サイト | https://www.setagayaartmuseum.or.jp/ |
| 問合せ | 03-3415-6011 |
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