
アートとテクノロジーが交差する、30年以上にわたる創作の軌跡
森万里子の30年以上にわたる活動を総覧する展覧会が、森美術館で開催される。日本では24年ぶりの大規模個展となる本展では、パフォーマンス、写真や映像、ドローイング、立体作品、大規模なインタラクティブ・インスタレーションなど約40点を紹介する。
1990年代半ばに発表した《スター誕生》や「サイボーグ」シリーズで大きな注目を浴びた森は、アニメ、ビデオゲーム、コスプレ、ファッションを先駆的に取り入れ、自身を「ポスト・ヒューマン」の女性として表現した。その後、仏教の宇宙観へと関心を拡げ、「エソテリック・コスモス」シリーズなどの大規模な平面作品を制作。ビデオ・インスタレーション作品《リンク》では、仏教の「輪廻転生」の概念を具現化している。
テクノロジーへの関心をさらに発展させた森は、立体作品としては最大規模となる《Wave UFO》を発表。脳波バイオフィードバックを用いた本作では、鑑賞者が勾玉型のポッドに入ることで、自身と他者の脳波がひとつになる映像へと変換される。これは、森が2000年代初めから提唱する全人類の繋がり、「ワンネス」という概念を具現化したものでもある。
2004年以降は、新石器時代のケルト文化や縄文文化の世界観にインスピレーションを得たプロジェクトを展開。ケルト文化において先祖の霊魂が転生する場を意味する《トムナフーリ》や、縄文時代のストーンサークル、大湯環状列石の写真作品、縄文中期から後期の敷石住居などのリサーチから生まれた《フラット・ストーン》から、その関心がうかがえる。
さらに、森が2010年に設立した「Faou 財団」にも焦点を当てる。同財団は、宇宙や天空の動きとも連動したパブリックアート作品を世界6大陸に設置することを目指す。本展では、このパブリックアートである宮古島の《プライマル・リズム:サンピラー》やブラジルの《リング:自然とひとつに》、森が宮古島に建てたアトリエ「ユプティラ」から見える海の風景などを含めた新作映像も展示する。
また、会場の「アーカイブ」スペースでは、写真や映像、出版物など様々な資料を通して森の略歴を紹介。「スタジオ」スペースでは、ドローイングやアイデアスケッチ、リサーチノート、森個人のコレクションである古代のオブジェクトも展開される。
光、知覚、意識を通る没入的な体験として構成された本展。森万里子の30年以上にわたる探究を通して、アートとテクノロジー、自然と人間のつながりに触れてみては。
本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2026年11月4日(水)
| 展覧会名 | 森万里子:燦燦 |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月31日(土)〜2027年3月28日(日) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 時間 | 10:00〜22:00(火曜日は17:00まで、11月3日は18:00まで、11月27日、2月23日は22:00まで) ※10月31日は「六本木アートナイト2026」開催のため、翌朝6:00まで開館 ※入館は各閉館時間の30分前まで |
| 会場 | 森美術館 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 >> 森美術館の紹介記事はこちら |
| 入館料 | 【オンラインチケット】 平日:一般 2,600円、高大生 1,600円、65歳以上 2,200円 土・日・休日:一般 2,800円、高大生 1,700円、65歳以上 2,400円 【当日】 平日:一般 2,800円、高大生 1,700円、65歳以上 2,400円 土・日・休日:一般 3,000円、高大生 1,800円、65歳以上 2,600円 ※中学生以下無料 ※事前予約制(日時指定券) ※詳細はこちらをご確認ください |
| 公式サイト | www.mori.art.museum |
| 問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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