フランス国立クリュニー中世美術館所蔵
貴婦人と一角獣展

中世西欧美術で名高いタピスリーが初来日
全長22m!迫力の6連作を一望のもとに

パリ、セーヌ左岸にあるクリュニー中世美術館は、5〜15世紀までのヨーロッパ中世美術を多く所有し、彫刻、金細工、ステンドグラスなど収蔵品は23,000点以上に上ります。その中から、タピスリー《貴婦人と一角獣》を含む、約40点を紹介するのが今回の展覧会です。

タピスリーとは大型の織物であり、城や教会の石壁を装飾し、居住性を高めることから、中世ヨーロッパで広く普及しました。《貴婦人と一角獣》は触角、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、我が唯一の望みの6面から成るタピスリー連作。千花文様の鮮やかさ、貴婦人たちの華やかな服装など細かな装飾からフランスの至宝とまで称えられる中世ヨーロッパ美術の最高傑作です。制作は1500年頃、ブルボン王家の家臣だったリヨンのル・ヴィスト家からの発注であったとされています。今回、1974年に1度アメリカへ貸し出されて以来、不出だった作品が6面そろって初来日。全長22mに及ぶ傑作を一望のもと、鑑賞できるのが大きな特徴です。

会場では、その他のタピスリー、水差しや指輪などの金細工、彫刻やステンドグラスなど、中世時代の美術品30点も併せて展示。《貴婦人と一角獣》が作られた当時の文化を総合的に読み解いてみてはいかがでしょうか?

タピスリー《貴婦人と一角獣「味覚」》 1500年頃
フランス国立クリュニー中世美術館蔵
© RMN-Grand Palais / Franck Raux / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom
タピスリー《貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」》 1500年頃
フランス国立クリュニー中世美術館蔵
©  RMN-Grand Palais / Franck Raux / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom
《祭壇衝立浮彫(?):ひざまずくマグダラのマリア》 1525-1530年頃
フランス国立クリュニー中世美術館蔵
©  RMN-Grand Palais / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF-DNPartcom
《クロバの妻マリア》 1430年頃
フランス国立クリュニー中世美術館蔵
©  RMN-Grand Palais / Franck Raux / distributed by AMF-DNPartcom
《水差し》 1450-1475年頃
フランス国立クリュニー中世美術館蔵
©  RMN-Grand Palais / Jean-Luc Mabit / distributed by AMF-DNPartcom
開催概要
会期 2013年4月24日(水) 〜 7月15日(月・祝)
休館日 火曜日(ただし4月30日は開館)
時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
港区六本木7-22-2 
入館料 一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円
公式サイト https://www.nact.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年12月更新