土門拳の代表作『古寺巡礼』に収められた心を揺さぶる日本の美
報道写真家、土門拳がライフワークとして35年をかけて撮影した古い寺院や仏像。それらをまとめた全5冊から成る『古寺巡礼』の発刊50年を記念し、厳選した作品で土門美学を表した展覧会です。
第一集の刊行は1963年。桐箱入りで定価2万3,000円の超豪華本でした。掲載作品は、学者などによる歴史的価値に関わりなく、土門が個人的に胸打たれた寺社ばかり。仏教伝来の地・飛鳥から、法隆寺、神護寺など奈良・京都の古寺、中尊寺から臼杵の石仏まで全国39カ所に上ります。1968年の脳溢血で車いす生活になった後も、弟子たちの助けを借りて撮影を続けました。こだわり抜いて撮影した作品は、半世紀を経た今でも見る者に訴えかける力強さがあり、日本文化の粋と美しさを感じさせます。
今回、会期を2つに分け、6月14日(金)〜27日(木)までは飛鳥時代から平安前期、6月28日(金)〜7月10日(水)までは平安後期から桃山時代までの寺院を紹介します。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | FUJIFILM SQUARE 企画展 よみがえる不朽の名作 土門拳の『古寺巡礼』 |
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会期 | 2013年6月14日(金)〜7月10日(水) 第1部:6月14日(金)〜6月27日(木) 第2部:6月28日(金)〜7月10日(水) |
時間 | 10:00〜19:00 ※入館は閉館時間の10分前まで |
会場 | FUJIFILM SQUARE 港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウェスト内 |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://fujifilmsquare.jp/ |
問合せ | 03-6271-3350 |
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