江戸の美男子−若衆・二枚目・伊達男

江戸のイケメン大集合!浮世絵から人気男性像の変遷をたどる

男性を描いた浮世絵をクローズアップ。江戸時代の人々が憧れた男性像に迫り、当時の美意識を考えるユニークな視点の浮世絵展です。

浮世絵全盛期の江戸時代。華やかな花魁を描いた美人画、葛飾北斎の《冨嶽三十六景》や歌川広重《東海道五拾三次之内》などに代表される風景画だけでなく、美少年や歌舞伎役者、伊達男などを描いた人物画も数多く生まれました。人気のテーマだったようで、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳といった著名な絵師もそれぞれに特徴的な作品を描いています。

鈴木春信は華奢で中性的な美男を得意とし、喜多川歌麿は遊女や町娘の恋の相手に似合う色気のある青年を描きました。歌川国芳や歌川国貞は幕末時代を反映してか、勇敢な任侠者なども多く題材にしました。

和歌を詠む美男子にたくさんの女性たちが視線を注ぐ勝川春章《桜下詠歌の図》、見得を切る端正な顔立ちがハンサムな歌舞妓堂艶鏡《三代目市川八百蔵の梅王丸》など、見どころもたくさん。現代にも通じる美しさ、勇ましさからはその時代ごとに求められた男性像の違いも見て取れます。

勝川春章「桜下詠歌の図」(太田記念美術館蔵)
歌川豊広「観桜酒宴図」(太田記念美術館蔵)
菊川英山「江戸の花役者ひいき 尾上賀朝」(太田記念美術館蔵)
歌川国芳「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」(個人蔵)
歌舞妓堂艶鏡「三代目市川八百蔵の梅王丸」(太田記念美術館蔵)
開催概要
会期 2013年7月2日(火) 〜 8月25日(日)
前期:7月2日(火) 〜 7月28日(日)
後期:8月1日(木) 〜 8月25日(日)
※前後期で展示替え
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館
7月30日(火)、7月31日(水)
時間 10:30〜17:30 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 太田記念美術館
渋谷区神宮前1-10-10  
入館料 一般 700円、高大生 500円
公式サイト http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年6月更新