抽象絵画のような現代写真!話題のカメラマンの日本初個展
全てが等価に広がる独特の視覚世界を写真に創り上げる、ドイツのカメラマン、アンドレアス・グルスキーの日本初の個展です。
1955年に旧東ドイツのライプツィヒで生まれ、西ドイツで育ったグルスキーは、1977〜80年まで大学でヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、1980〜87年には巨匠ヘルント・ベッヒャーに師事。ベッヒャー派として、名を馳せるようになります。2001年のニューヨーク近代美術館での個展で国際的にも著名なカメラマンとなり、2011年には現存する写真家の作品として最高額の約433万ドル(当時のレートで日本円換算すると約3億4千万円)で作品が落札。世間を賑わせました。作品は概念を具現化したものが多く、抽象絵画のような写真と評されることも。
会場では、1980年代の初期作品に始まり、《東京証券取引所》(1990年)、《ライン川U》(1999年)、《カミオカンデ》(2007年)などの代表作、衛星からの画像を基にした「オーシャン」シリーズ(2010年)、川面を映す「バンコク」シリーズ(2011年)、最新作《カタール》(2012年)など、自身が厳選した約65点を年代別ではなく、独自スタイルで展示。大小取り混ぜて並べることで、個々の写真を際立たせるとともに、展示室自体が1つの作品のようになっています。デジタル化が進んだ現代社会に相応しい独特の写真観が広がることでしょう。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | アンドレアス・グルスキー展 |
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会期 | 2013年7月3日(水)〜9月16日(月・祝) |
休館日 | 火曜日 |
時間 | 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E 港区六本木7-22-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円 |
公式サイト | https://www.nact.jp |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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