人物写真の大家が魅せる“人のいないポートレイト”
16年かけて撮影した作品群から現代日本の変化を感じる
週刊誌『AERA』(朝日新聞社)の表紙を飾る著名人のポートレイトなどで有名な写真家、坂田栄一郎。「江ノ島」は江ノ島海岸で夏を楽しむためにやって来た人たちの主に“モノ”に焦点をあてた“人のいないポートレイト”のシリーズです。仕事の傍ら、自分のプロジェクトとして90年代後半から16年間にわたり、撮り続けてきました。
真夏の焼けた砂、広げられたカラフルなレジャーシート、無造作に置かれたタオル・サンダル・ポーチなど個人の身の回りのもの、飲みかけのドリンク、タバコ、さらには麻雀牌など・・・・・・。海で遊ぶ人々が砂浜に残したモノたちが、8×10インチや4×5インチの大型フィルムで捉えられ、鮮烈な色彩とコントラストのイメージに焼き付けられています。一般的なモノが持ち主たちの個性のみならず、変遷する時代までを力強く発信しており、存在感たっぷりの作品群にまとまっています。
本展は、全作品が初公開。写真約40点を展示する予定。急速に移り変わる現代日本の姿も現している奥の深い展覧会です。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | 坂田栄一郎―江ノ島 |
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会期 | 2013年7月13日(土)〜9月29日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 11:00〜17:00(水曜のみ20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 原美術館 品川区北品川4-7-25 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,000円、高大生 700円、小中生 500円 |
公式サイト | https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/ |
問合せ | 03-3445-0651 |
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