仏の信仰世界を示す絵画である曼荼羅から力強さを感じ取る!
根津美術館が所蔵する日本の仏画から、重要文化財や重要美術品を含む曼荼羅や仏画など約40点を紹介するコレクション展です。
そもそもMandalaとはサンスクリット語で“真髄・本質を得る”という意味。密教では仏が説く抽象的な観念を具体的に捉えるため、視覚的に表した曼荼羅が作られるようになりました。インドでは立体の壇に作られていたものが、中国や日本では絹や紙に描いた絵画が主流となっていきます。如来、明王、菩薩といった諸尊の関係性を幾何学的に構成した密教曼荼羅、浄土の様子を描いた浄土曼荼羅、神仏習合の思想から生まれた垂迹曼荼羅など、日本では広く仏の信仰世界を示す絵画として広がっていきました。
会場には修理後初公開となる、重要文化財の「大日如来像」(平安時代、12世紀)、「愛染曼荼羅」(鎌倉時代、13世紀)をはじめ、密教の悟りがダイヤモンド(金剛)のように堅固であることを諸尊の配置で示す金剛界曼荼羅や不動明王の尊像画まで、幅広い仏画の世界を楽しめます。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | 曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する! |
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会期 | 2013年7月27日(土)〜9月1日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 根津美術館 港区南青山6-5-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般1,000円、学生800円 |
公式サイト | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
問合せ | 03-3400-2536 |
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