涼をもとめて―畠山即翁の朝茶事―

朝茶事の器や茶道具から夏らしさを感じ取る

  • 2013/07/12
  • イベント
  • アート

ポンプの開発に取組み、株式会社荏原製作所を興して実業界に名を馳せた、畠山記念館の創設者である畠山一清(1881―1971)が、昭和13年に上野不忍池弁天堂で開いた朝茶事の器や茶道具を集めた展示会です。朝茶事とは、客を招待して食事(懐石)を出し、その後に濃茶や薄茶を点ててもてなす茶道の茶会(茶事)で、暁の茶事、朝茶事、正午の茶事、飯後の茶事、夜咄の茶事、跡見の茶事、臨時の茶事と7種類ある基本形式の一つです。夏の暑さを避けた早朝に行われます。

会場では、懐石の器に当時の料理を再現して盛り込んだ写真が紹介されるほか、交流のあった近代数寄者の品々も展示され、昭和初期の交流や涼やかな茶の湯の趣向が実感できます。8/3〜9/1の土日には、金沢の夏の名菓「蓮羊羹」を限定販売(600円)。抹茶とともに一服の涼を楽しめます。

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 涼をもとめて―畠山即翁の朝茶事―
会期 2013年8月3日(土)〜9月16日(月・祝)
休館日 月曜日(ただし9月16日は開館)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 畠山記念館
港区白金台2-20-12
入館料 一般 500円、高大生 350円
公式サイト https://www.ebara.co.jp/foundation/hatakeyama/index.html
問合せ 03-3447-5787

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