早世の日本画家が描く画風の変遷と交流の軌跡をたどる
今も日本画壇を牽引する美術団体である日本美術院(院展)が1914年に横山大観らに再興されて来年で100年。これを記念して、日本画専門の美術館である山種美術館では、コレクションで最重要の院展画家、速水御舟をクローズアップ。同時代の院展画家とともに当時の作品を紹介する展覧会です。
速水御舟は大正〜昭和初期にかけて活躍した日本画家。約40年という短い生涯の中で、意欲的に創作に取り組み、当時はなかった写実に基づく細密描写、象徴的な装飾様式など、新しい画風を打ち立てました。代表作の『名樹散椿』は昭和の美術作品として初めて重要文化財に指定されています。
会場では、古典学習と構成美の集大成《翠苔緑芝》、写実により幻想的な世界を表現した《炎舞(重要文化財)》などの作品を、同時代に院展で活躍し、交流のあった横山大観、小林古径、安田靫彦 、前田青邨などの作品とともに紹介。院展の芸術をじっくり眺められます。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | 速水御舟―日本美術院の精鋭たち― |
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会期 | 2013年8月10日(土)〜10月14日(月・祝) |
休館日 | 月曜日 (ただし9月16日、9月23日は開館、翌火曜日は休館) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 山種美術館 渋谷区広尾3-12-36 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,000円、高大生800円 |
公式サイト | https://www.yamatane-museum.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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