カイユボット展 ─ 都市の印象派

パリの都市風景を描いた知られざる印象派、カイユボットの日本初回顧展

印象派の画家であり、同派の収集家としても知られるギュスターヴ・カイユボットの初期から代表作までを集めた、日本初の回顧展です。

裕福な実業家の家に生まれたカイユボットは45年の短い生涯の中で、19世紀後半のパリの近代的な都市風景や風俗を柔らかな筆致と、写実的表現手法で描きました。近郊の田園風景を主題に取り上げることが多かったモネ、ルノワールなどの印象派の画家たちの中では特異な存在でしたが、1876年の第2回印象派展以降、5回にわたって中心メンバーとして活躍しています。

また、同派の意見調整役を担ったほか、友人たちの作品を購入することで経済的な支援を続け、彼が収集した作品群は遺言により国家に寄贈。現在、オルセー美術館の主要コレクションとなっています。

本展では、多様な作品を室内、近代都市など6つのテーマに分けて展示。フランス、スイス、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど世界各地の美術館とともに、個人コレクションからも出品されます。写真家だった弟マルシャル・カイユボットの写真80点もあり、近代の風俗模様や絵画と写真の影響関係も見られます。知られざる印象派、カイユボットの全貌が把握できることでしょう。

《ジュヌヴィリエの平原、黄色の丘》
1884年、メルボルン国立ヴィクトリア美術館蔵
© National Gallery of Victoria, Melbourne, Australia / Felton Bequest, 2011
《パリの通り、雨(エスキス)》
1877年、マルモッタン・モネ美術館蔵
© Musee Marmottan Monet, Paris, France / Giraudon / The Bridgeman Art Library
《室内、窓辺の女性》
1880年、個人蔵
© Private Collection
《イエール川のペリソワール》
1877年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
© National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1985.64.6
《ヨーロッパ橋》
1876年、ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵
© Association des amis du Petit Palais, Genève
開催概要
会期 2013年10月10日(木) 〜 12月29日(日)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、12月16日は開館
時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 ブリヂストン美術館
中央区京橋1-10-1 
入館料 一般 1,500円、シニア 1,300円、高大生 1,000円
公式サイト https://www.artizon.museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年9月更新