日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ

技の伝承と作品の創造…
日本伝統工芸の新たな側面を眺める

  • 2013/11/14
  • イベント
  • アート

伝統技術の普及と後世への継承を目的に、1954(昭和29)年から開催されている日本伝統工芸展。同展が2014年で60回となるのを記念して開かれる現代の工芸作家の作品展です。

1950(昭和25)年に施行された文化財保護法は、建造物、絵画、彫刻、工芸品などの有形物を有形文化財として、工芸技術や芸能など、特定の個人や団体が伝承している技を無形文化財と定義し、その保存と活用を図ってきました。4年後の法改正により、無形文化財の中でも特に重要な技を「重要無形文化財」として指定し、その技を極めた人を「保持者」として認定。同時に、日本伝統工芸展が毎年実施されるようになり、歌舞伎や焼き物など日本の伝統工芸がより具体的に世間に知られていくようになりました。

会場では、伝統工芸の技を駆使しながらも、個人の美意識や創造力が投影された、森口邦彦の《友禅訪問着漸層黄唐茶格子文》、石田知史の《パート・ド・ヴェール線刻文鉢「風をきく」など、現代作家の作品を展示。伝統の先にある工芸の未来を見据えた内容となっています。

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ
会期 2013年12月21日(土)〜2014年2月23日(日)
休館日 月曜日(ただし12月23日、1月13日は開館)、12月24日、年末年始(12月28日〜1月1日)、1月14日
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
会場 東京国立近代美術館工芸館
千代田区北の丸公園1-1  
入館料 一般 500円、大学生 300円
公式サイト https://www.momat.go.jp/craft-museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

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