ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900

美に満ちた生活を訴える唯美主義が生んだ新たな美

19世紀半ばに興ったイギリスの唯美主義に焦点をあて、絵画から宝飾品に至るまでの幅広い作品を集めた展覧会です。

産業革命の成功で繁栄するヴィクトリア朝時代のイギリスで、功利主義に異を唱え、物事の美しさを主張する人々が前衛芸術家たちの中から生まれてきました。その作品には、物語や教訓ではなく、視覚・触覚的な悦びを重視し、絵画や工芸だけでなく日用品のデザインまでをも華やかにしていきます。古代ギリシャやジャポニズムの影響も受けており、ロセッティやホイッスラーは扇や染付の収集に力を入れました。パトロンたちは唯美主義者たちの作品を購入するほかに、住居や服装を美的に整えるなど、生活様式も取り入れました。やがて、大衆へと浸透し大きな運動へと発展します。

会場では、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の所蔵品をベースに油彩、水彩、素描、家具、工芸、宝飾品など約140点を展示。ラファエル前派を率いたダンテ・ゲイブリル・ロセッティからアルバート・ムーア、オーブリー・ビアズリー、オスカー・ワイルドに至るまで、多様で独創的な美と悦楽の世界を楽しめます。

アルバート・ムーア 《真夏》 1887年 ラッセル=コート美術館 Photograph reproduced with the kind permission of the Russell-Cotes Art Gallery & Museum, Bournemouth
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ	《愛の杯》	1867年	国立西洋美術館
オーブリー・ビアズリー	《クライマックス》	1907年(初版1894年)ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 ©Victoria and Albert Museum, London
フレデリック・レイトン	《母と子(さくらんぼ)》	1864−65年	ブラックバーン美術館 Image courtesy of Blackburn Museum and Art Gallery
ローレンス・アルマ=タデマ 《肘掛け椅子》 1884-86年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 ©Victoria and Albert Museum, London
開催概要
会期 2014年1月30日(木) 〜 5月6日(火・祝)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、4月28日は18:00まで開館
時間 10:00〜18:00(祝日を除く金曜日のみ20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 三菱一号館美術館
千代田区丸の内2-6-2 
入館料 一般 1,600円、高大生 1,000円、小中生 500円
公式サイト https://mimt.jp
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年11月更新