鎌倉時代の刀工“正宗”になぞらえ、“四谷正宗”と呼ばれた名工
幕末に活躍した日本刀の名工、源清麿(1813〜1855年)の生誕200年を記念して開かれる刀の展覧会です。
源清麿の本名は山浦 環といい、信州小諸藩の郷士の次男として生まれました。刀工を目指していた兄の影響を受けて10代から作刀をはじめ、21歳で江戸に出て兵法家 窪田清音(くぼたすがね)の後見を受けて作刀活動を行います。当初は「正行」という刀工銘でしたが、33歳の時に「清麿」に改名。江戸四谷に住んだことから、鎌倉時代の刀工“正宗”になぞらえて“四谷正宗”と呼ばれ、人気の刀工として知られるようになりました。しかし、42歳で突然自ら命を絶ち、その原因は今なお謎のままです。
本展では、18歳で手掛けた最初の脇指から、円熟期の名品、命を絶つ直前の絶作まで、約50点の刀が集結。時代に沿って、切先の大きいダイナミックな姿や地鉄の美しさ、躍動感あふれる刀文など、清麿の魅力を堪能できる内容となっています。
展覧会名 | 生誕200年記念 特別展 清麿 −幕末の志士を魅了した名工− |
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会期 | 2014年2月26日(水)〜4月6日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 根津美術館 港区南青山6-5-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般1,200円、学生1,000円 |
公式サイト | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
問合せ | 03-3400-2536 |
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