ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢

新進気鋭の造形美術家ニコラ・ビュフ サブカルと伝統的な美を融合させた独自世界を展開

本展イメージビジュアル 2014年 ©Nicolas Buffe

2012年、パリのシャトレ座で上演された古典オペラ「オルランド」。その美術監督を務め、高い評価を得たフランス人の造形美術家ニコラ・ビュフの美術館では初開催となる個展です。

パリ生まれながら東京で暮らすビュフは、ルネサンスやバロックなどの伝統文化と、日本やアメリカのサブカルチャーを独特の感性で融合。壮麗なイメージの中にマンガやアニメ、ゲームなどに出てくるようなキャラクターが現れるといった独自世界を作品で表しています。制作活動も、美術、舞台、ファッションなど多岐に広がっています。

本展では、夢と愛、闘いと勝利、死と再生という普遍的なテーマを少年ポリフィーロの冒険として観覧者が主人公になった気分でめぐります。ヨーロッパの古典と和製ロールプレイングゲームの世界観に類似性を見出したことをきっかけに本作品は制作されました。緻密な線で描かれた壁画と立体作品を組み合わせた大型インスタレーションのほか、鑑賞者が仮想空間で甲冑をまとえるマルチメディアインスタレーション、屋外の大型インスタレーションなども実施。美術館全体がファンタジー世界に変貌する物語仕立ての展覧会です。

「黄金時代」 2008年、東京都現代美術館「屋上庭園」展における展示風景 ©Nicolas Buffe(参考図版)
「ユニコーンの皮」 2010年、オービュッソン国際タペストリー研究所のための織物プロジェクト ©Nicolas Buffe
アーティスト紹介

ニコラ ビュフ(Nicolas Buffe)

1978年 フランス パリ生まれ。2007年来日し現在は東京在住。
2000年 フランス国立高等工芸美術学校(ENSAAMA)卒業、 環境・建築デザイン免状取得
2005年 パリ国立高等美術学校(Ecole Nationale Superieure des Beaux Arts)卒業、
DNSAP(フランス国家造形芸術 免状)取得
2007年 フランス国立東洋言語文化研究所(INALCO)卒業、日本語・日本文化学士取得
2011年 東京芸術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻、修士課程修了
2014年 東京芸術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻、博士号取得

2008年 東京都現代美術館にてグループ展「屋上庭園」に参加
2009年 現フランス大使館の会議室のための壁画制作
2009-2010年 旧フランス大使館を会場とするグループ展「ノーマンズランド」に参加
2010年 メグミオギタギャラリー(東京・銀座)にて個展「タワワップ」開催
2010年 銀座メゾンエルメス(東京)のウィンドウディスプレイ「赤ずきんのカレちゃん」制作
2012年 パリ、シャトレ座公演オペラ「オルランド パラディーノ」ビジュアルデザイン全般を担当
2014年 山本現代(東京・白金)にて個展開催予定

開催概要
会期 2014年4月19日(土) 〜 6月29日(日)
休館日 月曜日 (ただし5月5日は開館、5月7日は休館)
時間 11:00〜17:00(水曜のみ20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 原美術館
品川区北品川4-7-25 
入館料 一般 1,100円、高大生 700円、小中生 500円
公式サイト http://www.haramuseum.or.jp
問合せ 03-3445-0651
2014年4月更新