こども展 名画にみるこどもと画家の絆

作品に込められた見えない絆を読み解く 近現代の約50人の画家による子どもが題材のテーマ展

アンリ・ルソー≪人形を抱く子ども≫ 1904-1905年頃 オランジュリー美術館 ©RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF - DNPartcom

19〜20世紀にかけて活躍した画家による子どもを題材にした作品だけを集めたテーマ展です。2009年にパリのオランジュリー美術館で開催された同展覧会を日本向けに再構築したものです。

中世時代までは子どもは幼子イエスであることがほとんどで、見方も“未完成の大人”と捉えられてきましたが、近代に入ると子どもには独自の世界観があるという考え方が浸透。教育論など、子どもへの関心も高まり、美術でも子供を題材にした作品が増えていきます。レンブラント、ルノワール、ピカソなど、巨匠と呼ばれた画家たちも自身の子や親しくしていた子どもを描きました。それは、貴族や富裕層の注文ではないため、思惑やモデルへの気遣いもなく、率直に子どもを見つめた絆を感じる愛情深いものとなっています。

本展では、コロー、ルソー、モネ、モリゾ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソなど、著名な画家約50人が描いた90作品を展示。画家が遺族に託し、代々大切に保管している貴重な作品も出品されています。ナビ派の巨匠ドニの《トランペットを吹くアコ》も遺族の協力の下、日本で初公開される作品です。画家の手記、モデルを務めた「子ども」のインタビューとともに秘められた思いを読み解く、新しい鑑賞スタイルが楽しめます。

アンリ・ジュール・ジャン・ジョフロワ ≪教室にて、子どもたちの学習≫ 1889年 パリ、フランス国民教育省 c RMN-Grand Palais / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF ? DNPartcom
オーギュスタン・ルーアール≪眠るジャン=マリー、あるいは眠る子ども第1番≫ 1946年 個人蔵 © Collection particulière  Photo: 中村風詩人
ピエール=オーギュスト・ルノワール≪ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども≫ 1887年	
オルセー美術館 © RMN-Grand Palais(musee d'Orsay) / Herve Lewandowski / distributed by AMF ? DNPartcom
クロード・モネ≪玉房付の帽子を被ったミシェル・モネの肖像≫ 1880年 マルモッタン=モネ美術館 © The Bridgeman Art Library
ポール・セザンヌ≪芸術家の息子の肖像≫ 1881-82年 オランジュリー美術館 © RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF-DNPartcom
開催概要
会期 2014年4月19日(土) 〜 6月29日(日)
時間 10:00〜20:00(ただし、火曜日は17:00まで)
※4月19日は「六本木アートナイト2014」開催に伴い22:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 森アーツセンターギャラリー
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階 
入館料 一般 1,500円、大学生 1,200円、中高生 800円
公式サイト http://www.ntv.co.jp/kodomo/index.html
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2014年4月更新