新収蔵の徒然草絵巻を初公開! 兼好法師の想いを絵から読みとる
鎌倉時代末期、兼好法師によって書かれた『徒然草』の世界を絵巻、屏風、絵本などの美術作品を通じてたどる展覧会です。近年新たに収蔵した海北友雪(かいほうゆうせつ)筆《徒然草絵巻》も初公開されます。
『枕草子』、『方丈記』とともに日本三大随筆に数えられる『徒然草』ですが、江戸時代に入ると研究、鑑賞など多様な展開をし、流布していきました。その際にこの文学の世界観を分かりやすく読み取るために用いられたのが、絵画作品です。
本展では、244の章段を独立して鑑賞するのではなく、《徒然草絵巻》二十巻を連続して展示。同時に、屏風や絵本などの作品も出品し、文学だけでなく、美術としての『徒然草』 の世界を鑑賞します。無常観が席巻していた当時の日本にあって、現世で生きること、生を楽しむことを探究した現実主義者、兼好法師の執筆時の想いや、章が進むにつれての気持ちの変化なども名場面から読み取れるかもしれません。
展覧会名 | 徒然草 美術で楽しむ古典文学 |
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会期 | 2014年6月11日(水)〜7月21日(月・祝) |
休館日 | 火曜日 |
時間 | 10:00〜18:00(金・土は20:00まで) ※7月20日は20:00まで ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | サントリー美術館 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,300円、高大生 1,000円 |
公式サイト | https://www.suntory.co.jp/sma/ |
問合せ | 03-3479-8600 |
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