1970年代に全国展開された旧国鉄の伝説的キャンペーンを振り返る
1970(昭和45)〜1976(昭和51)年にかけて、旧国鉄が個人旅行客の拡大を目的に行ったキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」。人の心に呼びかける手法や斬新なデザインが、今日でも新しさを感じさせる同キャンペーンの魅力を、資料から振り返る展覧会です。
キャンペーンのプロモーションを担当したのは、電通の藤岡和賀夫プロデューサー。「DISCOVER JAPAN−美しい日本と私」という商品ではなく社会的メッセージを伝える試みで作られたポスターや広告には、場所のはっきりしない写真と大きな英語のロゴだけが印刷されていました。従来の手法とは異なるPRは多くの人の注目を集め、それゆえに賛否両論の論争も起こりました。
本展では、ポスターを中心に、スタンプ、チケット、パンフレットなど100点以上の関連資料を紹介。つい最近まで現役だったスタンプ台、『アンアン』のファッション写真、論争を巻き起こした写真家の中平卓馬と、ディレクター今野勉の作品も展示されます。特に関連番組「遠くへ行きたい」の中の「天が近い村」の上映は、美術館がテレビ番組を作品展示する初めての試みで、要注目です。
展覧会名 | ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい |
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会期 | 2014年9月13日(土) 〜 11月9日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京ステーションギャラリー 千代田区丸の内1-9-1 |
入館料 | 一般 900円、高大生700円、小中生400円 |
公式サイト | https://www.ejrcf.or.jp/gallery/ |
問合せ | 03-3212-2485 |
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