輝ける金と銀  ―琳派から加山又造まで―

金と銀が生み出す、日本画の新たな世界 近代以降の技法にクローズアップ!

酒井抱一《秋草鶉図》【重要美術品】19世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 山種美術館

光輝く美しさから古より珍重されてきた金と銀。絵画での金と銀の活用法に焦点を当て、平安時代の料紙装飾、江戸時代の琳派、近現代の金箔・でい・砂子などを用いた独創的な作品を展示し、その歴史や技法に迫る展覧会です。

明治時代に入ると日本画家たちは、作品における金と銀の役割を、装飾性や権力や宗教の象徴性だけでなく、光と空間の表現、独自の世界観の強調などにも広げていきました。岩絵具にはない、メタリックな耀きや加工に適した性質が、新しい世界を表すのに適していたからです。

本展では、柔和な光を表すべく、金箔を裏面に使った和紙に描かれた横山大観《喜撰山》、金砂子を敷き詰める撒きつぶし技法で背景を描いた速水御舟《名樹散椿》(重要文化財)、紺地に金を対比させた川端龍子《草の実》など、画家たちが駆使した技法をもとに描かれた作品、金と銀の活用を着想するきっかけとなった平安・江戸時代の絵画などを展示。技法を再現するサンプルなども置かれ、素材としての金銀に正面から取り組んだ画家の試みに迫ります。

加山又造《華扇屏風》1966(昭和41)年 絹本・彩色 山種美術館
速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】1929(昭和4)年 紙本金地・彩色 山種美術館
山本丘人《真昼の火山》1959(昭和34)年 紙本・彩色 山種美術館
開催概要
会期 2014年9月23日(火・祝) 〜 11月16日(日)
※会期中一部展示替えがあります
前期:9月23日(火・祝)〜10月19日(日)
後期:10月21日(火)〜11月16日(日)
休館日 月曜日 (ただし10月13日、11月3日は開館、10月14日、11月4日は休館)
時間 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 山種美術館
渋谷区広尾3-12-36 
入館料 一般 1,200円、高大生 900円
公式サイト http://www.yamatane-museum.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2014年8月更新