幻想絶佳:アール・デコと古典主義

旧朝香宮邸を彩るアール・デコの成り立ちと魅力

ウジェーヌ・ロベール・プゲオン 《蛇》 1930 年頃 ©Musee La Piscine (Roubaix), Dist. RMN-Grand Palais / Arnaud Loubry / distributed by AMF, Achat de l'Etat 1930

1910年頃にフランスで流行した装飾様式アール・デコ。庭園美術館本館(旧朝香宮邸)にも取り入れられている同様式を「古典主義」をキーワードに、絵画や彫刻など多岐にわたる作品からその魅力に迫る企画展です。

彫刻家ブールデルや画家パブロ・ピカソなど、当時活躍していた芸術家らが注目した古典主義様式は、モダンに洗練されたアール・デコとして成熟した姿を現し、流行していきます。アール・デコ博覧会を見学された朝香宮夫妻も深く感銘を受け、自邸にこの様式を取り入れることを決めました。

本展では、フランスの美術館所蔵品を中心に、ジャック・リュールマン、ジャン・デュパ、ロベール・プゲオンらボルドー派と呼ばれる美術家たちを含む33作家の作品を一堂に紹介。作品は、家具、磁器、銀器、ガラス、ドレス、絵画、彫刻など多岐にわたり、総数約80点が展示されます。
 特に、アール・デコの邸宅である本館の特徴を生かした、家具とさまざまな美術作品で室内空間を構成したアンサンブル展示は必見です。また、レイモン・ジュブ《ダイニング・スィート》やマックス・アングラン《四季》、国立セーブル製陶所《花器》などの新収蔵品も初公開されます。

ジャン・デュパ 《赤い服の女》 1927年 ©Les Arts Decoratifs, Paris / Jean Tholance
ジャック=エミール・リュールマン 《キャビネット》 1922-1923年 ©Mobilier national / Isabelle Bideau
ルネ・ラリック ダイニング用センターピース 《二人のナイト》1920年 箱根ラリック美術館蔵
開催概要
会期 2015年1月17日(土) 〜 4月7日(火)
休館日 毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
時間 10:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京都庭園美術館 本館・新館ギャラリー1
港区白金台5-21-9 
入館料 一般 1,200円、大学生 960円、中高生・65歳以上 600円
公式サイト http://www.teien-art-museum.ne.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2014年12月更新