先史から現代までの文化と美術が一堂に 交易とワインで隆盛したボルドーの今昔物語
フランス南西部の港町、ボルドー。同市の協力の下、美術館、博物館、図書館、公文書館など6つの文化施設から集めた美術作品、装飾品、考古・歴史資料、著名作家の著作まで幅広く紹介する、1つの街にクローズアップした企画展です。
ガロンヌ河に沿って三日月のかたちに発展し、“月の港”と呼ばれたボルドーは、ワイン産業と海洋貿易によって栄えた街。近郊には、旧石器時代の洞窟遺跡が点在し、古代にはガリア人によって商都ブルディガラが生まれ、12世紀から15世紀までの約300年にわたるイギリス領時代を経て、ワイン産業とスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の街の1つとして発展していきます。
本展では、先史時代をプロローグに、古代、中世、18世紀の黄金時代、フランス革命、20世紀初頭、エピローグの現代に至るまで5章に分けて紹介。アキテーヌ博物館の至宝である旧石器時代の《角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)》、彫刻家ベルニーニが手掛けた《フランソワ・ド・スルディス枢機卿の胸像》、三権分立を説いたモンテスキューの《『法の精神』のためのモンテスキューのノート》、画家ドラクロワ晩年の大作《ライオン狩り》など、絵画、彫刻、陶磁器、文書、地図など総数200点を超える作品・史料から、街の歴史を包括的に見られます。
展覧会名 | ボルドー展 ―美と陶酔の都へ― |
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会期 | 2015年6月23日(火) 〜 9月23日(水・祝) |
休館日 | 月曜日(ただし7月20日、8月10日、9月21日は開館)、7月21日(火) |
時間 | 9:30〜17:30(金曜は20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 国立西洋美術館 台東区上野公園7-7 |
入館料 | 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 |
公式サイト | http://www.tbs.co.jp/bordeaux2015/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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