アール・ヌーヴォーのガラス展 デュッセルドルフ美術館 ゲルダ・ケプフ・コレクション

ヨーロッパ随一のガラスコレクションが初来日 ガレ、ドーム兄弟など名品が勢ぞろい

《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年 ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Walter Klein

ドイツの実業家、ゲルダ・ケプフ夫人が収集し、デュッセルドルフ美術館に寄贈したアール・ヌーヴォー期のガラスコレクションを日本で初めて紹介する企画展です。

アール・ヌーヴォーは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した美術運動で、花や植物などをモチーフに曲線を多用した装飾が特徴です。ガラスでは東アジア美術の影響を色濃く受けた作品が多く生まれました。パリで活躍したウジェーヌ・ルソーは、日本の多色木版画を基にした陶器セットをデザインしています。
 パリと同様にガラス作品の中心となったのは、森林と鉱物資源に恵まれたアルザス・ロレーヌ地方です。1711年に設立したガラス工場「ブルグン、シュヴェーラー商会」は、アール・ヌーヴォーのガラス製品で最も著名な作家のエミール・ガレが実習を積んだことで知られています。

本展では、1章パリ、2章アルザス・ロレーヌ地方に分け、アール・ヌーヴォーの二大拠点を掘り下げます。エルネスト・レヴェイエなどのパリのガラス工芸家と、東洋美術に傾倒しながらも独自の制作にも挑んだアルザス・ロレーヌ地方のミュレール兄弟などの職人たちの多様な作品約140点のほか、ガラス芸術誕生の背景やガラス技法も解説されます。


《象の頭の飾付花器》 1883-1885年頃 デザインおよび制作:不詳 販売:パニエ兄弟商会エスカリエ・ド・クリスタル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《台付蓋付花器》 1885-1889年頃 デザイン:ウジェーヌ・ルソー、パリ 制作:アペール兄弟、クリシィ 台と蓋:パニエ兄弟商会 エスカリエ・ド・クリスタル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《花器(カッコウ、マツヨイグサ)》 1899/1900年頃 エミール・ガレ、ナンシー 
デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《筒型花器》 1895年頃 エミール・ガレ、ナンシー 制作:ブルグン、シュヴェーラー商会、マイゼンタール デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《銀飾金具付花器(オダマキ)》1898-1900年頃 ドーム兄弟、ナンシー デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《台付鉢》 1903年頃 エミール・ガレ、ナンシー デュッセルドルフ美術館蔵 © Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
開催概要
会期 2015年7月4日(土) 〜9月6日(日)
休館日 水曜、8月10日(月)〜14日(金)
時間 10:00〜18:00 ※入場は閉館時間の30分前まで
会場 パナソニック 汐留ミュージアム
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F 
入館料 一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2015年6月更新