平日は撮影も可能! 旧朝香宮邸の建築にスポットを当て、竣工時の邸宅空間を再現
1933(昭和8)年に竣工した旧朝香宮邸の建築に焦点を当て、内装と一体的にデザインされたオリジナル家具などを配して竣工当時の姿を振り返ると共に、アール・デコ作品を収集している個人コレクターを紹介する2つの展覧会の合同展です。
国内外の専門家から日本におけるアール・デコ建築の成立例として高い評価を得ている旧朝香宮邸は、主要な部屋の設計と次室の白磁のモニュメント“香水塔”をアンリ・ラパン、正面玄関の有翼の女性像を象ったガラス扉、大客室のシャンデリアはルネ・ラリックが制作を担当するなど、当時のフランスで著名なアール・デコの芸術家が手掛けました。また、実際の建築は宮内省内匠寮が行い、邸宅建築の頂点のひとつとも言われています。
本展では、今年5月に重要文化財指定の答申を受けた旧朝香宮邸でオリジナル家具、調度を配して竣工当時を再現。また、シンボルである香水塔の調査結果を、構造や製法を3Dデータの映像を交えつつ公開します。新館では、伊勢彦信氏、大村清一郎氏、松本ルキ氏の3人の個人コレクターが所有するアール・デコ・コレクションを紹介します。
通常の企画展と異なり、平日限定で本館内の撮影が可能な点、夜間開館も大きな特徴です。
展覧会名 | アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS |
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会期 | 2015年7月18日(土)〜9月23日(水・祝) |
休館日 | 毎月第2・第4水曜日(ただし、9月23日は開館) |
時間 | 10:00〜18:00(金曜は21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都庭園美術館 本館・新館 港区白金台5-21-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 800円、大学生(専修・各種専門学校含む) 640円、中高生・65歳以上 400円 |
公式サイト | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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