怖いけれど美しい、幽霊画の魅力 国内有数の全生庵コレクション全点を初公開!
明治の噺家 三遊亭圓朝(1839〜1900年)の幽霊画コレクションを中心に、怨念や心残りなどの感情で起こる「うらみ」の表現を追うユニークな企画展です。
怪談噺で名人と称せられた圓朝は、生前、百物語にちなんで約100幅の幽霊画を所蔵したと伝えられています。菩提寺である東京・谷中の全生庵には、伝丸山応挙、柴田是真、河鍋暁斎、伊藤晴雨、鰭崎英朋などが描いた50幅が残されており、毎年部分的に公開されてきました。本展では、前期後期に分かれながらも全点を公開します。
妖怪と異なり、死んだ人間があの世から現世に現れる幽霊は、その背景に死んでも死にきれない「うらみ」の感情を持っています。円山応挙、歌川国芳、葛飾北斎、河鍋暁斎、月岡芳年、上村松園など、日本美術史に残る著名な画家たちは、おどろおどろしい作品から美しさを放つ作品まで、多彩な怨念を表現しました。圓朝の怪談噺である「怪談牡丹燈籠」、「怪談乳房榎」「四谷怪談」「番町皿屋敷」など、幽霊が登場する物語にちなんだ作品も多く、これらのストーリーも解説。また、展示方法も幽霊画に相応しい照明と演出がなされ、ぞくっとしながらも美しい作品の魅力がじっくり楽しめます。
展覧会名 | うらめしや〜、冥途のみやげ展 |
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会期 | 2015年7月22日(水) 〜 9月13日(日) ※会期中、展示替えあり 前期:7月22日(水) 〜 8月16日(日) 後期:8月18日(火) 〜 9月13日(日) |
休館日 | 月曜日 |
時間 | 10:00〜17:00(ただし、8月11日・21日は19:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京藝術大学大学美術館 台東区上野公園12-8 |
入館料 | 一般 1,100円、高大生 700円 |
公式サイト | https://museum.geidai.ac.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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