鉄道・文芸・温泉の相関関係 明治のヒット作の舞台が名所へ
明治時代、鉄道の延伸と共に小説の舞台に地方が登場するようになります。中には、名場面の地に多くの人が訪れ、全国的に知られた名所になることもありました。温泉・文芸・鉄道をキーワードに当時の行楽地をみる企画展です。
1885(明治18)年、日本初の医学的温泉施設が熱海につくられて人々が多く訪れるようになり、1896(明治29)年には、小田原と熱海を結ぶ豆相人車鉄道(ずそうじんしゃてつどう)が全線開通しました。1897(明治30)年の元旦からは、尾崎紅葉の『金色夜叉』が新聞に連載されて大ヒットします。小説に登場した熱海の海岸や梅園、塩原温泉、箒川(ほうきがわ)の渓谷などが人気スポットとなりました。
本展では、明治から昭和戦前にかけて賑わった温泉地や鉄道の写真、鳥瞰図、ポスターなどを展示。文芸作品にちなんだ関東周辺や岩手県花巻の温泉地と鉄道を中心に当時の様子を紹介します。
展覧会名 | 温泉と文芸と鉄道 |
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会期 | 2015年8月4日(火) 〜 11月23日(月・祝) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌日休館 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の15分前まで |
会場 | 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室 港区東新橋1-5-3 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/index.html |
問合せ | 03-3572-1872 |
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