そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真

ドイツ銀行が1979年から集めた現代美術コレクション 時間を切り口に写真のアートとしての魅力を検証

マッシモ ヴィターリ 「#2232, マディーマの波」 2005 年/220 x 180 cm/C プリント © VG Bild-Kunst, Bonn 2015 / Deutsche Bank Collection

紙作品のコレクションで質・量ともに最高峰とされる「ドイツ銀行の現代美術コレクション」。その中から写真に限定し、世界各国のアーティストの作品約60点を紹介する内容で、シンガポール、インド・ムンバイの美術館を経て、国内では原美術館だけで開催される国際巡回展です。

写真はデジタルでもアナログでも撮影した瞬間の時間を切り取ってイメージにします。それを記録という役割ではなく、“時間という視点から見たアート”として捉え、魅力を探ることを主眼に展示を構成。撮影した当時と写真を鑑賞する現在との間には時間差があり、本展に出展している作品はこの性質を生かして時間が持つイメージを具現化しています。そこから、時間の概念を振り返るとともに写真の存在意義と芸術面を再確認できます。

出展アーティストは、日本を含むアジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパの約40組。世界的に知られるベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルト リヒターなどのドイツの作家、近年注目株の曹 斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)に加え、日本の杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわが登場。それぞれの文化的、社会的背景のもとで現代美術にどのように取り組んでいるのかを探るのも見所のひとつです。


曹斐(ツァオ フェイ) 「自分の未来は夢にあらず 02」 2006 年/120 x 150 cm/C プリント © Cao Fei / Deutsche Bank Collection
イト バラーダ 「系図」 2005 年/150 x 150 cm/C プリント © Courtesy the artist and Sfeir-Semler Gallery, Beirut/ Hamburg / Deutsche Bank Collection
杉本博司 「ローズクラン ドライブインシアター、パラマウント」 1993 年/42 x 54 cm/ゼラチンシルバープリント © Hiroshi Sugimoto / Deutsche Bank Collection
アネット シュトゥート 「記憶」 2004 年/180 x 250 cm/C プリント © Anett Stuth / Deutsche Bank Collection
開催概要
展覧会名 そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真
会期 2015年9月12日(土) 〜 2016年1月11日(月・祝)
休館日 月曜日(ただし9月21日・10月12日・11月23日・1月11日は開館)、
9月24日、10月13日、11月24日、年末年始(12月28日〜1月4日)
時間 11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 原美術館
品川区北品川4-7-25 
入館料 一般 1,100円、高大生 700円、小中生 500円
公式サイト http://www.haramuseum.or.jp
問合せ 03-3445-0651
2015年8月更新