ニキ・ド・サンファル展

モデルから女流美術家となったニキ・ド・サンファル 射撃絵画から彫刻、映画、舞台、建築、執筆と広範囲に活動

パフォーマンス・アートの先駆例として美術史上高く評価されている「射撃絵画」を考案した女流美術家ニキ・ド・サンファルの初期から晩年までの軌跡を辿る回顧展です。

1930年にフランス貴族の血を引く父とフランス系アメリカ人の母との間に生まれたニキは、1953年に重度の精神疾患のため、ニースで入院。その治療のため絵画に取り組んだことをきっかけに芸術家を志すようになります。1961年に発表した「射撃絵画」は、絵の具を入れた缶や袋をオブジェに付着させた石膏像に向けて銃を放つことで完成する作品。後のパフォーマンス・アートにつながるユニークなスタイルは注目を集めました。

やがて、複数のオブジェから成るアッサンブラージュ作品《赤い魔女》や、友人の妊娠した姿から着想を得た「ナナ」シリーズなど、戦争や人種差別への批判から女性の社会的役割をテーマにした作品が増加。舞台、映画、建築、執筆など多様なジャンルにチャレンジします。

本展は、2014年秋にパリで開催され、約60万人の観客を集めた回顧展の要素を取り入れて構成。初期から晩年までの主要な作品約100点を展示するほか、20年以上交流を続けた故Yoko増田静江氏との関係についても紹介します。

《自画像》 1958-59年頃 シュプレンゲル美術館(ニキ芸術財団寄託)/撮影:Laurent Condominas
《ティラノサウルス・レックス(キングコングのための習作)》 1963年 ニキ芸術財団(協力:ジョルジュ=フィリップ&ナタリー・ヴァロア・ギャラリー)/撮影:©André Morin/Courtesy Galerie GP & N Vallois
《赤い魔女》 1962年 Yoko増田静江コレクション/撮影:林雅之
《恋人へのラブレター》 1968年 Yoko増田静江コレクション/画像提供:Yoko増田静江コレクション
《教会》 1978年 Yoko増田静江コレクション/撮影:黒岩雅志
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開催概要
展覧会名 ニキ・ド・サンファル展
会期 2015年9月18日(金) 〜12月14日(月)
休館日 火曜日(ただし9月22日・11月3日は開館、11月4日は休館)
時間 10:00〜18:00(金曜は20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
港区六本木7-22-2 
観覧料 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
公式サイト https://www.nact.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2015年8月更新