兵馬俑の造形美から始皇帝の中華統一の軌跡まで幅広く網羅
紀元前221年に中国大陸を統一し、“最初の皇帝”を名乗った秦の始皇帝。その巨大な陵墓の近くに約8,000体もの陶製の軍団「兵馬俑」があります。その最新の発掘成果を交えながら、兵馬俑と始皇帝や周辺国にまつわる作品を紹介する企画展です。
春秋時代に、秦は陝西省の漢中盆地に東遷し、富国強兵策を推し進めて魏や楚などの強国と肩を並べるまでになっていきます。また、西の西戎、北の匈奴とも積極的に交流し、金銀や馬などを確保しました。
紀元前259年、人質として趙に送られていた荘襄王の子として生まれた始皇帝は、前247年に数奇な運命により秦に呼び戻されて即位します。その後、韓を筆頭に、趙、燕、斉など周辺国を次々に滅ぼし、中華統一を成します。
本展では、“1章 秦王朝の軌跡”で小国から巨大帝国となった道のりを、“2章 始皇帝の実像”で始皇帝が確立した度量衡や貨幣の統一、インフラ技術などを紹介し、当時の暮らしぶりを垣間見ます。“3章 始皇帝が夢見た「永遠の世界」”では、将軍、歩兵、騎兵などの個々の兵馬俑を展示するとともに、数千の兵馬俑が出土した兵馬俑坑をレプリカで再現。軍団としての迫力も感じられる内容となっています。
展覧会名 | 特別展「始皇帝と大兵馬俑」 |
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会期 | 2015年10月27日(火) 〜 2016年2月21日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし11月2日、11月23日、1月11日は開館)、 11月4日(水)、11月24日(火)、12月24日(木)〜1月1日(金・祝)、1月12日(火) |
時間 | 9:30〜17:00(12月18日までの金曜、10月31日、11月1日・2日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京国立博物館 平成館 台東区上野公園13-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
観覧料 | 一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円 |
公式サイト | https://www.tnm.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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