オノ・ヨーコ 私の窓から

コンセプチュアル・アートの先駆者 オノ・ヨーコの独創的な芸術活動を振り返る

オノ・ヨーコ 《チェア・ピース》 1962年 「ジョン・ケージとデヴィッド・チュードアのイヴェント」(京都会館、 1962年10月12日)で行う 写真:吉岡康弘 個人蔵 Cour tesy of Lenono Photo Archive 開催趣旨 ©YOKO ONO 2015

約60年にわたり活動してきた、前衛芸術家オノ・ヨーコ。作家活動を始めるまでの軌跡や1950〜70年代の東京での創作といった初期の活動を中心に紹介する企画展です。

近代と現代、ヨーロッパとアメリカと日本、美術と音楽と文学、前衛とポップカルチャー、社会と個人など、独自の詩を核に多彩な分野をつなぎ、新しいアートを生み出してきたオノ。その考え方を育んだ1つの要素に、1930年代に受けた自由学園での音楽教育があげられます。時計の音といった生活の中で触れる音を基に作曲するなど、芸術と生活を線引きすることない考え方でした。

本展では、初期の活動のほか、葉書に記された『グレープフルーツ』のタイプ原稿や初版本、指示絵画を複製絵媒体に変換し、コンセプチュアルな性格を進めた日本初公開の作品、オリジナルの手書き指示絵画などの展示から、簡潔な言葉で観賞者の想像や行為を喚起する美術の在り方を紹介します。
 また、1969年暮の「WAR IS OVER!」のジョン・レノンとのキャンペーンの企画や、環境をテーマに掲げた1974年の「One Step Festival」(郡山)への参加など、社会の課題に向き合い、広告媒体を用いたコンセプチュアル・アートとして発表してきた軌跡も辿れます。

オノ・ヨーコ《FROM MY WINDOW: Salem 1692》2002年、顔料/カンヴァス、個人蔵 ©YOKO ONO 2015
オノ・ヨーコ《ヴァーティカル・メモリー》1997年、22点の額装されたアイリス・プリント、テキスト 写真:コリン・デヴィソン、個人蔵 ©YOKO ONO 2015
オノ・ヨーコ《見えない花》より「朝早く」1952年、インク・パステル/紙、個人蔵 ©YOKO ONO 2015
林科《とろとろ線》 2015年 Copyright: Lin Ke
オノ・ヨーコ《穴》2009 年、弾の貫通した板ガラス、刻印されたテキスト「ガラスの反対側に廻り、穴から覗く」、金属の枠(部分)、個人蔵 ©YOKO ONO 2015
開催概要
展覧会名 オノ・ヨーコ 私の窓から
会期 2015年11月8日(日) 〜 2016年2月14日(日)
休館日 月曜日(ただし11月23日、1月11日は開館)、
11月24日、12月28日〜2016年1月1日、1月12日
時間 10:00〜18:00
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 東京都現代美術館
江東区三好4-1-1 
観覧料 一般 1,200円、大学・専門学校生・65歳以上 900円、中高生 700円
公式サイト https://www.mot-art-museum.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2015年10月更新