物語をえがく ―王朝文学からお伽草子まで―

絵巻、冊子、色紙、画帖、屏風など 物語を盛り上げ、愉しむ絵画作品の数々

  • 2015/11/09
  • イベント
  • アート

最古の歌物語である『伊勢物語』、平安時代の大作『源氏物語』、軍記物の『平家物語』や『曽我物語』、酒呑童子などに代表される短編物語集『お伽草子』など、物語の場面をモチーフに描かれた絵画作品を取り上げ、ダイジェストや一場面を効果的に見せる表現方法、絵巻や屏風のように描かれ方の違いに注目しながら鑑賞する企画展です。

源氏物語の中には、貴族たちが二手に分かれて持ち寄った絵を出し合って優劣を競った絵合(えあわせ)や、物語を音読させながら絵を眺めるといった平安時代の絵画鑑賞法が記されています。物語絵は、中世まではストーリー展開や情景の移り変わりを記した絵巻、複数の場面を色紙に描いてアルバムに仕立てた画帖などが主流でしたが、江戸時代になると屏風に描かれ、室内を彩るようになります。

本展では、『伊勢物語』から「男がかつての恋人を思い一夜を明かす場面」、『源氏物語』から「光源氏の40歳の祝いの場面」、『曽我物語』から「源頼朝による富士山麓での狩りに曾我十郎・五郎兄弟が紛れ込んだ場面」など、古典の名場面を多様な形式で描いた絵画作品を紹介します。

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 物語をえがく ―王朝文学からお伽草子まで―
会期 2015年11月14日(土) 〜 12月23日(水・祝)
休館日 月曜日(ただし11/23は開館、11/24は休館)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 根津美術館
港区南青山6-5-1
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般1,000円、高大生800円
公式サイト https://www.nezu-muse.or.jp/
問合せ 03-3400-2536

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