ルネサンスの巨匠の画業と生涯を辿る回顧展
イタリア・ルネサンスを代表する画家、サンドロ・ボッティチェリの初期から晩年までの作品を通して、その生涯を辿る本格的な回顧展です。
1445年、ボッティチェリは皮なめし職人の息子として生まれました。フィリッポ・リッピの工房で修業を積み、レオナルド・ダ・ヴィンチも在籍したヴェロッキオの工房に出入りした後、1470年に独立して自身の工房を構えます。装飾にあふれた象徴的な画風は、フィレンツェを実質的に支配していたメディチ家や商家など、多くのパトロンに好まれて注文が相次ぎ、フィリピーノ・リッピなどの有能な弟子も輩出。晩年はドメニコ会士で神権政治を行ったサヴォナローラに帰依し、神秘的な作風へと変化していきました。
本展では、聖母子像の傑作と言われる《聖母子(書物の聖母)》、当時のフィレンツェで一番の美女を描いた《美しきシモネッタの肖像》、メディチ家の人々やボッティチェリ自身が描かれた《ラーマ家の東方三博士の礼拝》などの名作のほか、《書斎の聖アウグスティヌス(聖アウグスティヌスに訪れた幻視)》、《オリーヴ園の祈り》など、世界各地から約20点が集結。師のフィリッポ・リッピ、弟子のフィリピーノ・リッピの作品も紹介され、類似性などを展観できます。
展覧会名 | 日伊国交樹立150周年記念 ボッティチェリ展 |
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会期 | 2016年1月16日(土) 〜4月3日(日) |
休室日 | 月曜日(ただし3月21日・28日は開室)、3月22日(火) |
時間 | 9:30〜17:30(金曜は20:00まで) ※入室は閉室時間の30分前まで |
会場 | 東京都美術館 台東区上野公園8-36 |
観覧料 | 一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円 |
公式サイト | https://www.tobikan.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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